効かない 効かない 効かない 効かない 効かない 何をやっても効かないそんな絶望的な状況に祖母が言った。「仏林!」「怨霊に向かってそう叫べ!!!!」仏林。それは俺の名前だった。幼少期、大抵のことは何でもこなせたが1つ疑問があった。どうしても名前呼ばれないことだった。母からは「ぶっちゃん」と呼ばれ、友達や幼稚園、小学校の先生は「ぶっくん」などと言う。さらには病院では音読みだった名前を訓読みにしてわざわざ「ほとけばやし」と呼ばれる。そのことを母に聞いてみたら、こう言った「あなたの名前は誰かを向きながら言うとその人が怪我をするのよ」と。それをまさか言うことが来るとは。そして俺はこう叫んだ。「仏林!仏林!仏林!」そうしたら、怨霊はスッと消えていった。
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