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暗闇。
内田は眠りかけていた。
雪山の静寂。
布団の温もり。
(今日は平和だな……)
――その瞬間。
エドワード「ZZZZZZZZ!!!」
爆音。
内田の目が開く。
(でかい)
しかもリズムが妙に正確。
内田は顔をしかめる。
「…うるせえよ!」
暗闇の中、
ルビーとスケルの笑いを圧し殺す声が聞こえる。
だが止まらない。
エドワード「ZZZZZZZZ….!」
内田は頭を抱えた。
「頼む、寝てくれ……」
止まらない。
エドワード「ZZZZZZZZ….!」
「頼む、寝ろよ!」
すると突然。
「フーウーン〜〜〜♪」
鼻歌。
暗闇で笑いが限界を迎える。
そして。
エドワード「ZZZZZZZZ!!!!」
ジップ「……うるさいわよ」
パチン。
明かりが点く。
内田「おい、エドワード、うるせえぞ!」
内田は羽毛の入った柔らか枕を持ってエドワードに近づく。
エドワード「失礼でしょwww」
そのニヤけ顔に。
ポフッ!
内田が枕を叩きつけた。
「しゃべるなよ!」
静まり返る部屋。
内田「いびきかくなよ、うるせえな!」
スイッチに近づく。
「……おやすみ…。」
暗転。
布団に入る。
――だが。
エドワード「ZZZZZZZZ!!!」
内田「またかよ!」
やはりうるさい。
エドワード「ンフフフフwww」
(絶対わざとだろ)
寝言だというのなら夢の内容を聞き出したい。
パチン。
明かりが点く。
内田「いい加減にしろよ!」
エドワード「ごめんってwww」
ため息。
振り返る。
「ジップ、何ニヤけてんだよ……」
ジップが目を瞑ってニヤニヤしている。
(絶対起きてる)
スイッチへ。
「寝てくれよ…。お休み。」
暗転。
内田は布団に潜り込む。
「はあ……疲れた…」
静寂。
……2分後。
絶叫。
ジップ「痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!痛いわよ……」
内田「なんだよもう!」
慌てて電気を点ける。
ルビーがジップをヘッドロックしていた。
オリバーが腹を抱えて笑っている。
内田は呆れ顔でルビーを見る。
「何やってんだよ。」
ルビーの頭部表示がちらつく。
テレビのような画面に、
[・フ・]
ルビーは「……寝れないのよ…興奮して…」
とぼやく。
内田は大きくため息をつく。
「……お前クラスのまとめ役だろ?しっかりしてくれよ…。」
ルビーは無言でジップを解放し、布団に戻る。
ジップは「ひどいわ……」と転がる。
オリバーはまだ笑っている。
エドワードはニヤニヤ。
スケルは布団の中で小刻みに震えている(多分笑ってる)。
内田はゆっくり電気を消した。
暗闇。
静か。
……今度こそ。
多分。
恐らく。
きっと。