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現世くるり ◤ ペア画なう ◢
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凪
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らび
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「」せりふ ()こころ
赫 視点 .
らんが俺を「特別」だと笑ってくれるたび、俺の記憶はいつも、あのひどく寒くて汚かった九歳の冬へと引き戻される。
「顔が良くて高そうだから、金になる」
そんな吐き気がする理由で、実の親に売られたのが俺の始まりだった。
それからの数年間、俺は性奴隷として様々な家に買われ、人間としての尊厳なんてとっくに泥の中に捨てていた。
名前すらまともに呼ばれない地獄。
九歳の時に命がけでその監獄から抜け出し、雪の降る街を彷徨って、餓死寸前で行き倒れた。
視界が白く染まり、もうここで死ぬんだと思ったその時。
俺の前に現れたのが、前髪に綺麗なピンク色を湛えた、百瀬家の幼い坊ちゃん――らんだった。
「ねぇ、大丈夫……?手、すっごく冷たい。俺の家、すぐそこだからおいで」
らんは忙しい両親に放置され、いつも広い屋敷で一人ぼっちだった。
だから、倒れていた汚い俺を、まるで捨てられた仔犬でも見つけたかのように、自分の部屋へと連れ帰ったのだ。
当時の俺は、人間すべてを憎んでいた。
だから、優しく触れようとするらんに噛みつき、鋭い目で睨みつけ、徹底的に冷たい態度を取り続けた。
『触るな。お前も、俺の身体が目当てなんだろ』
『ううん、違うよ。俺、ただ、なつと友達になりたいだけ』
らんは噛まれた手を痛そうに押さえながらも、決して俺を追い出さなかった。
毎日、温かいご飯を運んでくれて、俺の隣で嬉しそうに学校の話をしてくれた。
俺がどんなに拒絶しても、らんは聖母のような笑顔で俺を包み込んでくれた。
そんなある日、俺は百瀬家の息苦しさと過去の恐怖に耐えかねて、屋敷を飛び出してしまった。
運が悪かった。彷徨い出た街の路地裏で、俺は以前俺を買っていた前の家の主に、偶然見つかってしまったのだ。
『見つけたぞ、俺の可愛い玩具。またたっぷり可愛がってやるからな』
暗い部屋に閉じ込められ、服を剥ぎ取られそうになった時、俺の心は完全に絶望で壊れかけていた。
やっぱり、俺は泥の中で汚されて死ぬ運命なんだと。
――ドカァン!!
その時、部屋のドアを勢いよく蹴破って入ってきたのは、小さな身体を息で激しく上下させた、らんだった。
大人の男を前にして、らんは身体をガタガタと震わせながらも、俺の前にすっと立ちはだかった。
前髪のピンクを振り乱し、涙で目をボロボロに濡らしながら、男を強く睨みつけたんだ。
『なつに触るな……っ!なつは、俺が拾ったんだ!俺の大切な、俺だけのなつなんだから、お前なんかに絶対に渡さない……っ!』
らんは、泣きながら男の足に噛みついた。
小さな拳で何度も男を殴った。
すぐに百瀬家の警護が踏み込んできて男は取り押さえられたけれど、俺の目には、ボロボロになって俺を守ってくれたらんの姿しか映っていなかった。
男が連行された後、らんはすぐに俺に駆け寄り、その華奢な腕で俺の身体を強く、強く抱きしめてくれた。
『ごめんね、なつ……怖かったよね。遅くなってごめんね……っ。もう大丈夫だから、俺がずっと一緒にいるから……っ』
俺のために涙を流し、俺を「俺だけのなつ」と呼んでくれた、世界で一番優しい人。
あの日、俺の壊れた世界は、らんの涙と温もりによって完全に作り替えられた。
この人に買われたい。
この人のためなら、俺の命なんていくらでも投げ出せる。
その瞬間に、俺はらんの執事になることを誓ったんだ。
「……らん」
目の前には、自室のベッドで、俺の膝の上ですやすやと眠る現在のらんの姿があった。
大きくなるにつれて、らんは周りの人間にもあの聖母のような笑顔を向けるようになった。
そのたび、俺の胸は嫉妬で狂いそうになる。
らんにとっての「特別」であり続けたいと、狂おしいほどに依存している。
でも、らんは今でも、俺にだけはこうして無防備に甘えてくれる。
俺はらんの淡い髪にそっと触れ、愛おしさに胸を締め付けられながら、甘い誓いを囁いた。
「あのゴミ男も、らんの自由を縛る両親も……らんを脅かす奴らは、俺が全員残らず消してあげる」
「らんは何も知らなくていいよ。俺の可愛い、お姫様……」
暗闇の中、俺はらんの寝顔を見つめながら、これから始まる「計画」に思いを馳せ、静かに微笑んでいた。
【で】
episode . 8 end__
ぷ り し ょ む っ ず 。
そ ~ さ が 慣 れ な さ す ぎ て 、
ぷ ろ ろ ~ ぐ だ け で 40 分 か か っ た ……
『 こ の 人 か な !? 』っ て の あ っ た ら お し え て ね ん 。
そ れ で は ま た次 回 !
ば い ち ゃ !
コメント
9件
あぁぁ、遅失っ、 学校行く前に見たら尊死寸前だった、 もー、毎回毎回さぁ、尊死させる気?まじで 神作すぎて困る、 え、てかさ、新しいあだ名思いついたからさ?そっちで呼んでよき?
🌾失っ あぁもうはふはふはふ(?) 過去エピきちゃぁぁぁぁぁ いや重すぎてありがとう((((( もう次回が気になりすぎて全然スクランブル交差点で謎ダンス踊れる いや嘘恥✗するわ。 恥✗ってなんだよ。(?) つづきもたのちみっ
学校終わりにこれは最高だわ👍 一日の疲れが飛んでいく(?) 次回も楽しみだわ~()