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ピーンポーン
(誰だろ。)
そう思ってドアに近ずいたが、怖くて開けられなかった。
LINEを見たら井戸田くんの連絡先が
1番に目に入ってきた、
私は、何も考えずにこう打った。
『助けて。』
物音を立てないように静かに…静かに…後ろに下がった。
一応のためスマホの録音機能を使って会話を全部録音しようと思って、バレないところにセットした。
(こ、わいよ。誰か。誰か助けて。)
そう願っていたら、
「おい。何してんだ。おっさん」
と、外から少しだけ殺気のあるような低い声が響いた。すると「おっさん。」
と言われたのに腹が立ったのか、
「ぉぉぉぉおっさんとはなんだ!?」
と、とってもとってももう怒りますよ。の状態だった。
私は、何故か少しだけ安心してしまった。
誰かは、分からないが聞き覚えのある声のような気がした。
私は井戸田くんかな。と思ってスマホを見たがまだ、未読のままだ。
私は目を瞑ってぎゅっと堪えて我慢した。
ドンッッッ
外からなにか大きなものがぶつかった音がした。
なんだろう。そう思って少しだけ
ドアスコープを覗いて見たけど、
何も見えなかった。
私はため息をつき、ベランダに出た。
ここは、小さなマンションだからあまり
事件は起きないが、朝早くや、昼間にこういった迷惑な人が絶対に現れる。
(ほんとにやめて欲しい)
そう思う日々。
ベランダに出たのは言いものの、
何も見えない。
「あぁ。もう。」
私はそう呟いた。
(なんだろ。なんか。変。)
私はその場に
バタッ
と倒れてしまっていた。
「いのり!!」
(んぅ。誰。)
「おい!大丈夫か!?」
「おい!いのり!聞こえてるなら返事しろ!」
私はうっすらと目を開けた。
すると私の瞳にうつったのは、