夏油離反後だから10代くらい。背後注意。お気をつけ下さい。続きません。
俺は禪院家で相伝術式を持って生まれた。しかし、禪院の中でも歴史が浅い投射呪法だった。毎日「十種影法術だったら」「十種影法術の方が」と比べられた。どいつもこいつも媚びへつらう嘘の言葉ばかり。そんな毎日に直哉は飽き飽きしていた。
とある御三家会合の日、退屈すぎるので直哉は禪院の敷地内を散歩していた。
すると急に手で口を塞がれ逃げないように足を絡ませられた。
「んぐっ…!」
(なんやねん…!誰やこいつ!)
「急にごめんね。びっくりしただろう?」
声の主の姿をちらっと見て直哉は驚愕した。声の主は最強最悪の呪詛師─夏油傑だった。
「ッ…!?」
「おっと、声出しちゃダメだよ。バレちゃうから」
そう言いながら夏油傑は口を塞いでいる手の力を強くした。
(最悪や…悟くん呼ばなやばい…)
「ん”〜ッ…」
離せや!クソ!などと思いながら手足をバタバタさせ抵抗していた。
「直哉くん、別に君を殺したりなんかしようとしてないよ」
「ん”っんふふんふ…ふんふふ!(だったらなんの用やねん!)」
「直哉くん、禪院家からちょっと離れるよ」
「!?」
次の瞬間夏油くんの基地らしき場所に着いていた。
「ここは私の教祖部屋だよ!」
いつの間にか口の拘束は解かれていた為、口を開いた。
「…なんで俺を禪院家からここに連れてきたん?」
「君は禪院家から抜け出したかっただろう?」
「…せやな。あそこにおっても毎日陰口が飛び交うし、パパ以外強いものは居らんし、退屈すぎるんやわ」
「ふふ、だから直哉くんはこっち側についてもらいたいんだよね」
「何言うてん。自ら呪詛師側につくアホなヤツあんま居らんで」
「そうだろうね。だけど、逃がさないよ。無理矢理にでもついてもらうよ」
夏油くんはニコッと笑うと俺を抱き抱えてベッドの上に俺を連れていった。まさか…
「立てなくなるまでたっぷり、ヤってあげるよ」
「ひっ…、」
「う”〜夏油くん、もうやだぁ…♡」
「え〜?まだ半分も入ってないよ?」
「う、嘘やん…」
サーと血の気が引いた音がした。
「ほら、頑張れ♡」
「う、っあ♡」
「んー、もう待てない」
「へっ!?」
傑が直哉の腰を掴んで一気に下ろした。
「あ゙あ゙あ゙あ゙!?♡♡♡」
「ほら、全部入ったよ」
「げ、夏油くんのいけず…!わっ、」
傑が騎乗位から正常位に体勢を変えた。
「動くよ」
グチュ、ぬちゃ、といやらしい音が聞こえてくる。直哉は耳を塞ぎたくなったがあいにく手は傑によりベッドに押し付けられている。
「直哉くん顔から耳まで真っ赤♡可愛いね」
「う”〜ッ…」
「いあ”っ…!?♡う、うぐっ♡お”っ♡」
「あかん…!もうイくッッッ♡」
直哉が白濁を出している間、傑はキスをした。
「ふー♡ふー♡」
「直哉くん、そろそろ帰らないと悟や禪院家の人が心配するね?帰してあげるよ」
「おおきにって言えばいい場面なんか分からんな…」
「あ、でもこれ付けて帰ってね」
傑が手に取っていたものは猫の尻尾だった。尻の中に突っ込んで付けるバイブタイプの。
「あ、悪魔ッ!」
「悪魔だよ〜♡」
「た、ただいま…」
直哉はゲッソリした様子で帰ってきた。歩く度にナカのバイブが前立腺に当たってしまうのだ。疲れるのも当たり前だ。
「あ、直哉お帰り!どこ行ってたの?」
「ちょ、ちょっとな…」
「ふーん?まぁいいや」
「あれ、直哉なんか尻の方モコってしてない?」
「き、気のせいやで!気のせい!」
「ほぉ〜?焦ってるからなんかあるね?」
悟はニヨニヨしながら直哉の袴の中に手を入れた。
「…猫の尻尾?」
そう言うと悟はずるっと猫の尻尾を引き抜いた。
「へえ?バイブ?」
「あっ、そ、それは…ちゃうんや!」
「何がどう違うのかな〜?」
悟の目は光が入っていなかった。
「ひっ…」
「直哉、”もう一戦”しよっか?」
直哉は死を覚悟した。
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