テラーノベル
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前から薄々気づいてた
狂気的な考え、やっちゃいけないって分かってはいる
試したい自分、興奮材料
ダメと分かっているものほど、やりたくなる
人間は、めんどくさい
だから試した
足をばたつかせて苦しむ顔を見ていたら
更に興奮してしまった
変態なんだ、僕は
「……ごめん、若井…」
「っ、お゙……っ、かはっ、ぁ゙……」
「ぁ゙……も…も、とき、ぃ゙…っ」
「ごめん、ごめんね、」
「苦しい、よね……」
小刻みに息を吸って吐いて、だんだん体の痙攣もひどくなってきた
このままだと、死ぬ?
それはダメ
手を離す、体をすごい勢いで起こして咳き込む
目に涙を浮かべて、苦しそうに喉を抑えて
「は…っ、はぁ……っ……げほっ」
「………わ、若井…」
キッ、と僕を睨むように鋭い目つきで僕を見る
その表情にゾクッとした
「ごめ、ん……苦しかった…よね」
「……苦しいに、決まってる」
「なんで、こんなこと…」
「え………やりたかったから」
ため息をついて呆れたような反応をした
なんだろう、おかしいな
なんで、なんでこれにも興奮しちゃうのだろう
若井が、若井の全てが興奮材料だ
可愛い、かっこいい、妖艶、エロい、綺麗
僕に見せる表情の全て、ああ可愛い
「……もう1回…」
「え?」
抵抗する若井。でも僕の筋力に勝てるわけが無い
無理やり押し倒して、上に乗って、
邪魔な両手を上で縛り上げて
「もう一回だけ、お願い、これで、これで終わりにするから」
「ね、若井」
恐怖に怯えるその顔に、口角が上がる
細い首に手をかけて
力を入れた
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