ダークマター

「なーナチー俺今やらかしたこと言っていい？」

つい先程そんな事を言われた。

あのソビエトだ。アメリカ以上では無いがあの日帝姉弟組よりやらかしてはくれやがる。

「何やったんだ？」

まぁ今回もキッチンを氷漬けにしたんだろう。

「たららったらーなーにーこーれー」

「おい何やらかした？なんでダークマター出来てるんだよ。なにそれ動いてるじゃねえか、きっしよ」

「そこら辺にいたミミズ………？的な物を入れた」

「うん此処共同キッチンだぞ？」

出て来たのはダークマターだった。いやダークマター以上のナニカだ。

訳がわからないと思うかも知れんが俺も訳がわからない。

どうやらイギリスの料理本（？）を見て見様見真似で作って見たらダークマターっぽいものが出来たらしい。コイツに小さい時英語を教えるべきだった。

コイツは基本ロシア語とドイツ語しか出来ないのだ。まぁドイツ語も結構ぐちゃぐちゃだが。

だから人………擬人化する時に凄く困る。

コイツは何を考えているか分からない。

今も「んー…………このダークマターどーするか………アメリカに適当に食わすか」と、なんともまぁ死人……いや、国が一個崩壊又は荒れるような事を言っている。

「辞めてやれ。アメリカ二、三日腹壊すぞ」

「ん？そうか…………なら日帝達………いやアイツらの兄弟怖いからな………イタリアにするわ」

…………イタリアならまぁ良いか。

そんなこんなでイタリアに実食して貰う事になった。可哀想に。

「え……？コレ食べるんよ？コレ言っちゃうと人の食べる物じゃ無い気が…………」

「つべこべいう前に食え」

「んっ！？」

イタリアはその後倒れた。

「ふむ…………やっぱり虫がいけなかったか…………」

「どんなもの入れたんだ…………」

「ん？なんかそこら辺に居たから放り込んだ。種類とかは知らん」

………………コイツに料理を作らせたら確実に死人が出るな…………