「」大先生
『』ロボロ
もう、何が何だか分からず怖くなって、もうこの場から居なくならないと行けないのか。
そう考え込んでいると、助けてと…そんな声が聞こえた気がした。
それは、ロボロの声で…、
僕は急いでワープして、彼の元へと向かう。
見ると、…皆がロボロを襲うとしてるとこだった。ゾムさんとシッマがロボロに手を伸ばしていた。
まだ、…駄目や。ロボロは、僕のものだから。
「…ダメやで、お前ら。これは”俺の”や。」
手を手刀でそのまま一刀両断する。
『……ぇ…?』
「ィや”、…シの、…ぅ?…、ぉマぇモ…、イッ…し …ょ、…に”ッ」
あぁ、そんな目で僕を見つめないで。
みんなを犠牲にした僕…だけど、でも、…でも、まだ、いやだ、…ごめん、自分勝手で、…ごめん、まだ一緒いたい、やだ、…
「………僕は、…僕の任務をちゃんと果たせたら…その時は…僕も君たちの所に行くよ。」
そういうと、ふわり、…ゾムさんの姿になる。
「……寂しいから、はよ来てな。」
ゾムさんは、寂しげに僕の方に手を伸ばして、ゆっくりと下ろして、そういった。
「………分かっとうよ…、」
そう僕が言った瞬間、手と目たちは一瞬にして無くなる。
『…ッ…は、…ぁ、……怖かった…、』
涙ぐむロボロ。
「……、ごめんな、助けるの遅なって」
『…………大先生。』
「……ん?」
『…お前って何者なん』
その質問だけはされたくなかった、自分でも分からないから。いや、分かりたくなかったから。
「………わかんない。」
『……、じゃあ、……質問変えるわ…、』
『…おれとお前はいつから知り合ってたんや。』
……なんで?そんなの、いや、…話しかけないで、…そんな話したくない。
「……、どうして?」
『…質問を質問で返すな。…普通に分かるやろ。』
「…そういうことや無い…、それは愚問だ。」
でも、…もう、…いいか。
「…、やって、…もうロボロは気づいてるんやろ?」
「……5年前のあの事件でお前を庇って死んだのは僕やって…、」
もう、逃れられないだろう。
『……やっぱ、そうやよな…』
「………、僕はね、…みんなの記憶を食べたんだ。」
…皆を犠牲にした。…
『…は?』
「…、んふ、……w…、皆が幸せである為に…、皆の記憶を食べたんだ。…まぁ、…僕のガバで何人かは記憶を持ってるままだったみたいやけどさ」
……何故か、何人かは記憶を持っていたけれど、
『…何言ってんの。』
「…ぼくは、根っからの屑だからさぁ、……俺の為に……君は記憶喪失なんやで。」
…もう、なんでもいいや。
『………は、…?』
「……君は、僕に呪われた。」
ロボロと一緒にいられるなら、
「……そう、…きっと、…それは…依存。」
『何言ってんねん…わかんないって』
「…僕は…悪霊だ。」
それでいい。
ぼくは、ロボロを見つめる、
『…ッひ、ッ……、』
tn「臨 兵 闘 者 皆 陣 裂 在 前ッ!!!」
赤いのに真っ黒な字が書かれた御札。御札はトントンの周りを綺麗に浮いていて、ビリビリと黒い稲妻を放っていた。…それは真っ直ぐと全て僕の方へと飛んでくる。
邪魔、…ぼくはロボロと一緒にいたいの、…辞めて、やめて、やめて、
『ッぇ、…?』
邪魔だ、じゃまだ、ジャマダ、ジャマダ、じャマダ”、驍ェ鬲斐□
tn「…ロボロッ!!こっち来いッ!!逃げるぞッ!俺だけや無理や!!」
まって、…いかないで、
僕の体は真っ黒の塊になっていく、…ロボロにロボロに、…這ってでもお前に、…、
「俺がせーのって言うたら、この御札にお寺に着くようにお願いしますって願えッ!…最悪ここから逃げられたらええッ!!…分かったかッ!?」
おてら?おてらにいくの?
『え、…あぁ、おん!』
まって、
「…せーのっ!」
まって、ぼくといっしょに、…まだ、一緒がいいのに
おいてかないで、
その声は届かなかった。
コメント
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大先生…(´;ω;`)