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gr視点
目の前にはzmをそのまま小さくしたような容姿の子供
nz「zm…さん?僕nzmだよ?」
不思議そうな顔している
…あぁ、そうだ
もう
zmはいないんだ
この子とzmを重ねてはいけない
ut「…」
utも反射的に連れてきてしまったのだろう
もう二度と見れないと思っていた彼の笑顔が
小さいながらも
見れるのだから
nz「gr…さん…?」
…!
名前を呼んでくれた
nz「…えと、名前間違ってました…?」
gr「いや、間違っていないぞ」
ホッと安心したような顔をして再度こちらをチラチラと見る
その様子はとても微笑ましく
懐かしい
…
どうにか
この子を留まらせる事は出来ないのだろうか
この子の色んな表情を見たい
もっと声を聞きたい
そばにいたい
…でもそれはこの子が望んだ事じゃない
また失うかもしれない
nz「きらきらしてるね」
ふとそんな事を言ったnzmの声に外を見ると星が空に浮かんでいるのが見えた
gr「今日はここに泊まるといい、そして明日親の元へ送ろう」
nz「ッ…」
焦った顔をして固まってしまった
gr「…親となにかトラブルでもあったのか?」
なにか嫌な考えが過ぎる
nz「僕…さ…刺しちゃ…った…」
震えながらもちゃんと話してくれた
gr「…そうか、なら帰る場所はないか」
ut「…じゃあここはだめなん…?」
正直utの考えに賛同したい
…だが
gr「それではこの子、nzmの為にはならない」
gr「孤児院に明日連絡する予定だ」
ut「…そうやね、僕も次は幸せな道を選んで欲しいわ」
納得したような表情浮かべ、nzmを撫でた
nz「あったかぁい!」
幸せそうな顔
守れなかったモノが
また
帰ってきてくれたような気持ちだ