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3 - 精神安定剤 mztg

♥

712

2025年06月01日

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『精神安定剤』 mztg


tg目線



中学2年生の夏。

俺は勉強や友人関係、家庭環境に追い詰められ心がに鍵を掛けてしまった。


🐧(もう誰も信じられない、、。 )


でも、1人も辛い。辛い…、。

そうやって1日、1日と毎日に苦しめられた日々を過ごしていた。

そして、、周りの植物が枯れ始めた氷のような風が吹く冬の初め。


───もう、俺は耐えられなくなった。───


🐧「 …もう、、死にた、い…(ボソッ  」


そう呟いてしまってから、自分に驚いた。死ぬのは全く眼中に無かったからだ。

──でも。楽になれるなら、、それもありだと思った。


🐧「 よし、、死のう…。 」


そう俺は覚悟を決めた。

でもいざ考えてみると〈飛び降り〉〈縊死〉〈腹部刺創〉などは怖い、、。

何か他の方法は無いのかと調べている時に‪‪‪”‬‪OD”‬‬というのがあるのを知った。

ODというのは ‪”‬オーバードーズ‪”‬ の略で、大量に薬を飲んで精神を安定させることらしい。

…だが、死に至る場面も多くあるらしい。

それを知った瞬間、俺にピッタリだと思った。


🐧「これだ、、これで死のう、。」


これなら痛みを感じず、楽に死ねる……。

早速、次の日に俺は薬局を転々と周り、風邪薬を大量に購入した。



そして…その晩、遺書を書いて俺は一気に30粒を口に詰め込んで、飲み込んだ。

その直後…、俺の視界は地獄のような、、気持ちの悪い漆黒に染められていった。


🐧「 や…ッと、ッ、死ね…る、、」

🐧「 楽、、ッになれ、る……、」


そこで俺の意識は途切れた───。



やっっと死ねた…

…そう思ったのに、、 運命は残酷だ。皮肉にも俺は次の日の夕方に目覚めてしまった 。


🐧「 死ねな、かった、… 」


その日から 俺はことある事にODをして死のうとしたが、全て失敗した。


🐧( 死にたい。死にたい…。 )


俺の思いはどんどん大きくなるばかり。

飲みすぎてもはや精神安定剤として学校や道端でもODをしている日々を過ごした。





────そんなある日。


いつも通り学校から帰宅している途中、突然ODをしたい気分になった。

なので俺は‪慣れた手つき‪で路地裏へ駆け込み、いつものように薬を頬張った。

だが、今日は‪”‬いつも‪”‬とは違った。


😈「 おいッッ!!!!!!  何してんだッ!!! 」


🐧「 ッ!?!? 」


多分、高校2年生くらいだろうか。髪色が派手なお兄さんに遠くから怒鳴られた。

俺は咄嗟に逃げようとしたが、ODをしたので目眩で倒れそうになった。


🐧「 ぅ… (フラッ‪… 」


でも、お兄さんが、


😈「 大丈夫かッッ!?!? 」


と、受け止めてくれた。そこで俺の意識は途切れた───。



🐧「 ん、…(パチッ… 」


目を覚ますとオシャレな知らない部屋。

ここはどこなんだと困惑していると、あのお兄さんが部屋に入ってきた。


😈「 おっ!! 起きたか!? 」


俺の頭は、はてなでいっぱいだ。何故この人がいるのか、ここはどこなのか。


😈「あーごめんごめん…、急に怖いよな。」

😈「…俺は‪”‬まぜた‪”‬だ。」


🐧「ぇ、あ…ッえっと、‪”‬ちぐさ‪”‬です…。」

😈「ちぐさか!!よろしくなっ!!」


🐧「は、はい…、。」


この人は、、いわゆる陽キャだろうか。

グイグイきてびっくりしたし、このようなタイプの人間は苦手だ、、。

そう思っていた時、まぜた、が口を開いた。


😈「──で、何でODなんかしてたの…??」

🐧「ッ…、」


ついに質問されてしまった。親や学校に連絡がいくだろうか…。嫌だ、、、。

など、…考えすぎて焦っている時にまぜたは優しく微笑み、俺の頭をそっと撫でた。


😈「…別に無理しなくていいんだ。俺が言いたいのは、ただ1つ。」


😈「    ‪” ‬良 く 頑 張 っ た ‪な … ‪”‬  」

🐧「ッ…‪”‬、…(ポロポロ 」


気がつけば俺の目から今まで我慢してきた物が溢れていた…。

そうだ。俺はこの言葉が欲しかったんだ、。

このたった7文字の言葉を。


──結局俺はその後も泣きじゃくり、夜までお邪魔してしまった。



そしてその日からまぜたと俺は良く会うようになっていった。


😈「 ODしてないか…??? 」

🐧「してないよっ…」


会う度にODをしていないか確認されたが、直ぐに辞めれる筈もなく、嘘をついていた。


だが、また、ODを見られてしまったんだ。


😈「ッ…!?!? やめろッ!!!!」

🐧「ッ、!?ま、まぜた、ん…ッ」

😈「もうやってないって…言ったよな、??」

🐧「だって…、もうこれは俺の精神安定剤になっちゃった、んだもん、…辞めれないよ、。」


😈「‬…‪”‬ッ、じゃあッ!!!! (ポロ 」

🐧「、!?(ビクッ」


😈「俺が、ッ俺がッ!!!!ちぐの精神安定剤に、なるから…、ッもう辞めてくれッ!!!!(ポロポロ」


🐧「ぇ……、??? 」















─────5年後。


彼が、俺の精神安定剤になると言われた5年後の今日。


彼は、今日も俺の隣に、同じ家に、同じ指輪をして。手を離してくれない。


🐧「もう…ッ、// いい加減離してよ…///」

😈「 やだね。(ニヤッ 」


😈「俺は、ちぐの精神安定剤だからなっ!!」

🐧「~ッ、ッ///」


と、今日も彼は俺の精神安定剤の役目を果たしている。



そしてこれからも。何年、何十年経っても彼は、この手を離さず役目を果たしていくだろう。






う~ん……何か病み系と恋愛を詰め込もうとしたら変になっちゃった、、。

まぁ、まだ小説は書き始めたばっかりだから!!!これから頑張っていくねっ!!!


𝕟𝕖𝕩𝕥   ♡500     aktg


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コメント

33

ユーザー

あの!!すみません!!コメントは前させていただいたんですけど、すみません。 私今回初投稿してみたんです!!、、時間があったら見てください!すみません

ユーザー

え、天才やん 恋愛&病み系する人はじめてみた....さっすがししょー...

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