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担「今日はこれで終わりだ。来週は先ほど伝えた通り、月曜休みの火曜事前指導、水曜から金曜は宿泊学習だ」
教壇に立った進藤先生。
クラスメイトを見渡し確認事項を述べていく。
担「この休み3日で宿泊学習に必要なものを揃えておいたほうがいい。
いるものは全部配ったプリントに書いてるはずだ」
…返ったらプリント見ておこう。
担「じゃあ、これで終わり。気をつけて帰れよ〜」
先生の言葉とともに、今日も帰宅ダッシュする男子。
騒がしいねぇ。
そして今日も後ろから2つの声。
蒼「はるちゃん、一緒に帰るでしょ?」
雪「はるちゃん一緒に帰ろ?」
早速双子に声をかけられる。
この双子と帰りたい人、いくらでもいそうだけど。
帰ろうと鞄を持つと、 少し離れた席から夕海がこっちに向かってくるのが見えた。
夕「はるちゃんたちー、明日は11時半に××駅集合だからね!お昼は食べてこないでね〜」
それだけ言うと、夕海は「ばいばーい」と教室から去った。
他の友達と帰るんだろう。
私が雪くんや蒼くんと話してる背後で、涼風くんが教室から出ていった。
「私たちも帰ろう」
双子に声をかけて教室から出ていくと、
双子が後を追うように教室から出てくる。
やっぱりあった。
微かなシトラスの香り。