TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

🇯🇵敬語を使わない日本

☀️普段の日本

それではどうぞ






🇫🇷…ううん、ごめん全く分かんないや。


目頭を抑えながら、フランスが口を開く。


🇫🇷つまりだけど、今鏡から出てきた日本君が僕等と普段いる日本君で、君が鏡の中の日本君って事でオーケー?


指差しながらフランスはそう言った。


🇯🇵分かってるじゃないか。


鏡から来た?分からないが、そう自白する日本は笑みを浮かべながら頷いた。


🇺🇸…で?お前は何でこっち側に来たんだよ?

🇬🇧本当に。何故日本さんと入れ替わる必要が?


初めこそ戸惑っていて状況を把握しきれていなかったが、段々と分かってきた。

それは俺だけじゃなく親父もそうだった。


🇯🇵そう睨まないでくれって。私も大胆な事したなって反省してるんだから。


そう言い抱いていた日本をこちらに歩かせた。


🇺🇸日本!

☀️アメリカさんっ。


俺が腕を広げると、日本は俺の胸の中に飛び込んできた。


🇺🇸何もされてないか?怪我は?

☀️いえ…大丈夫です。

🇯🇵おいおい何もしてねぇって。心外だなぁ。


俺が日本の安否を確認すると、鏡の中の日本が不貞腐れたようにそう言った。


🇯🇵私が何で、表の私を鏡に引っ張ってまでこっち側に来たか分かるか?

🇬🇧…うーん。単純にこっち側に来てみたかったからとかですか?

🇯🇵正解!冴えてるね〜!


親父がそう言うと、またしてもそいつはケラケラと笑った。


…正直普段の日本じゃない日本を見てしまうと、頭がおかしくなりそうだ。


🇯🇵…ただ単にこっち側に興味を持ってな。だから今朝ちょっと表の私に鏡の中に居てもらってたんだ。


鏡の中の日本は、『ごめんな』とこっち側の日本に頭を下げた。


🇯🇵あっ…そういやあんた、鏡の中に居た時さ、どうだった?彼奴等…大変じゃなかった?


そう言われ、日本はハッとした顔で鏡の中の日本に迫った。


☀️そりゃもう大変でしたよ!皆さんが皆さんじゃない感じ!


皆さんが皆さんじゃない感じ…?


再び俺等の頭に?が浮かぶ。


🇯🇵あっー…やっぱりか…。そりゃバレるだろうな。彼奴等もこっち側に興味持ってたし…。


鏡の中の日本は頭を掻きながら深い溜息を吐いた。


🇫🇷ねぇ、彼奴等って誰の事?


俺の聞きたい事を、いち早くフランスが口に出した。


🇯🇵んー…鏡の中から来た私と、表の私はお前等から見てどうだ?

🇺🇸は?…普通に性格が違うだけ。

🇯🇵だろ?そんな奴等が、鏡の向こうにウジャウジャ居るんだよ。


鏡の中の日本は、鏡に手を突っ込む。







🇯🇵お前等もこっち側に来るか…?鏡の中の自分に会いに。








『終』




気付いたら年越してました。

お待たせしました。




この作品はいかがでしたか?

548

コメント

1

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚