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阿部ーめめ、変な人なんだ。
目黒ーん?
阿部ー彼女が俺のファンだからって会ってやってくれって。
目黒ー会ってどうするの?
阿部ーお茶するだけでいいんだって。
目黒ーそんなこと、出来ないじゃん。
阿部ー俺がO Kするまで付き纏ってる。
目黒ー警察は?
阿部ー連絡する頃には逃げてる。
次に来る時は、彼女を車に乗せてくるかも。
目黒ー被害がなかったら、無視すれば?
阿部ーん、そうする。
阿部が目黒に抱きついて来る。
優しくキスして熱い時間が過ぎていく。
阿部のスケジュールをどうやって知るのか分からないが、決まっているレギュラー番組なら時間は分かる。
もう、見慣れてしまった車が駐車場に停まっている。
阿部は無視して歩き出す。
女ー亮平!亮平!
阿部ー何か?
女ーあなたのファンなの!
阿部ーあの男の人の彼女でしょう?
女ーなんか色々したみたいだけど、私は関係ないわ。
阿部ーあなたのためにしたんでしょ?
女ーあなたが理想的なの。
阿部ー優しい彼氏がいるのに、無視して、俺に会いたいとか、身長が俺くらいあればいいのにって言ったんでしょ?
女ーだから、理想なんだってば。
阿部ー現実の彼氏を大事にした方がいいよ?
女ーあなたに会ったら、もうどうでもいいわ。
阿部ー俺、君みたいな酷い人、嫌いだから。
仕事があるから、さようなら。
女ー亮平!亮平!
彼女は入り口で止められる。
男が後ろから彼女を止める。
口喧嘩をしている。
阿部は無視して歩き出す。
何だか分からない事件というか、出来事だった。
阿部はもう、忘れることにした。