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瑞稀の唇を感じた瞬間、吸血鬼の本能が全身を駆け巡る。
湯気の中で瑞稀の濡れた肌が輝き、その首筋から漂う甘い血の香りが俺の理性を焼き尽くす。吸血衝動が頭を支配し、目の前が赤く染まった。
「瑞稀!」
瑞稀の薄い肩を掴み、力任せに湯船の縁に押しつける。水しぶきが激しく飛び散り、熱い湯が二人の体を叩いた。瑞稀が小さく「っ!」と息を呑むが、もう止まれない。
唇を奪うように噛みつき、瑞稀の口内に舌を押し込む。吸血鬼の唾液が混じったキスは荒々しく、瑞稀の体を瞬時に火照らせた。
「んぁっ! マサ、さんっ……!」
瑞稀の喘ぎ声が湯気に溶け、欲望をさらに煽る。
首筋に牙を押し当て、血を吸いたい衝動を必死で抑えながら、代わりに舌で強く舐めあげる。舌で触れた肌が熱く震え、俺の背中に瑞稀の爪が深く食い込む。
「俺との本気じゃないなんて、言ってくれたね。 瑞稀、俺は君で狂ってるんだよ」
俺の声は熱にうなされるように掠れ、その唇で瑞稀の耳朶を噛み砕くように吸う。
「あぁっ!」
瑞稀は体を仰け反らせて俺と距離をとったので、水面にある細い腰を鷲掴みにし、力強く引き寄せる。湯の中で二人の体がぶつかり合い、水面が激しく波打つ。
「俺のことを感じたいって言った君に、全部あげよう。ここで君を俺のものにする」
浴室で告げた俺の言葉は命令のように響き、瑞稀の膝を割り開く。湯に濡れた太ももに指を食い込ませ、瑞稀の最も敏感な部分に触れる。
瑞稀が「ひっ…!」と声を上げて体を硬直させるが、容赦しない。唇を首筋から胸へと滑らせ、瑞稀の濡れた肌を貪るように舐めあげる。
湯気の中で瑞稀の心臓が激しく脈打ち、その音が耳にまで届く。瑞稀の胸の頂を舌で強く吸うと、
「うぁっ……そこっ、くすぐったぃ!」
掠れた声がイヤらしく響き、瑞稀の体が弓なりにしなる。感じまくりの体を離さないようにすべく、瑞稀の腰を離さずに、湯の中でさらに深く引き寄せた。
「瑞稀、君の声、もっと聞かせてくれ。俺を壊してくれ!」
熱に焼かれたように震えた声で告げ、吸血鬼の牙が瑞稀の肩に軽く刺さる。脈打つ血管が浮き上がり、血が流れている音が耳に響く。
吸血鬼の本能が叫ぶ——「吸え、全部奪え」と。だが瑞稀の瞳を見つめ返すと、その潤んだ瞳に映る自分を見て、無理やり本能を抑え込んだ。
「君を傷つけたくない。でも君が欲しい、全部!」
想いの丈を告げた声は苦しげなものになり、瑞稀の胸に唇を押し当てる。瑞稀の心臓の鼓動が舌先に伝わり、血の誘惑が限界を超える。それでも歯を食いしばり、吸血を拒む。
代わりに瑞稀の敏感な頂を強く吸い上げ、血は吸わない。ただその疼きを抑えるために、肌に痕を残すように噛みつく。
瑞稀が「ぁあっ!」と喘ぎ、俺の髪を掴んで引き寄せる。その痛みと熱が、我慢していた欲望をさらに暴走させる。
湯船の縁に瑞稀の背を押し付け、自分の体を瑞稀に重ねた。水面が激しく波立ち、熱い湯が二人の間を埋め尽くす。
瑞稀の太ももを割り開いたまま、ゆっくりと瑞稀の内側に触れる。
「やっ! そこっ、ダメ!」
恥ずかしさを滲ませた声をあげ、体をよじらせても俺の動きは止まらない。
「ダメじゃない。君が欲しいって言ったんだ。全部感じてくれ!」
俺の指が瑞稀の中を探り、熱い反応を引き出す。瑞稀の体がビクビクと震え、湯に濡れた髪が顔に張り付く。目の前にあるその表情——痛みと快感が混じった潤んだ瞳が、俺の心をさらに狂わせる。
「マサさん熱いぃ。俺、変になるっ」
瑞稀の声が切なげに響き、胸を痛いくらいに締めつける。俺は瑞稀の腰を掴み直し、自分の硬くなった欲望を瑞稀の内側に押し当てた。
「俺も。君で狂いそうだ、瑞稀……」
そう言って、そのまま一気に貫く。
「ぁああっ!」
瑞稀の叫びが浴室に響き渡り、俺の背中に深く爪が食い込む。湯の中で二人の体が一つになる瞬間、水しぶきが飛び散り、熱い波が二人を飲み込む。
瑞稀の首筋に顔を埋め、動きを止めずに囁く。
「好きだ、愛してる、瑞稀……君しかいない!」
瑞稀の内側が俺自身を締めつけ、その熱さに理性が完全に吹き飛ぶ。動きは激しさを増し、湯船の水がどんどん溢れ出す。
「マサさんっ…もっと、深く!」と瑞稀が喘ぐたびに、体の隅々まで燃えあがる。
吸血衝動が限界に達して瑞稀の肩に牙を立てるが、血を吸う寸前で止める。代わりにその熱い肌に唇を押しつけ、強く吸いあげた。
「君の全部が欲しい。血も、体も、心も」
獣のように腰を荒々しく動かすと、瑞稀の両腕にも力がこもる。
「俺もマサさんの、全部!」
二人の動きが完全にシンクロし、湯の中で絡み合う体が限界まで高ぶる。
「ぁっ! マサさんっイク!」
「瑞稀っ! 一緒に……っ!」
浴室に咆哮が重なった瞬間、絶頂が二人を同時に襲った。湯船が大きく揺れ、湯水が床に溢れ出す。二人の吐息と水音が混じり合い、熱い余韻が浴室を満たす。
瑞稀の体が縋るように震えたのがわかり、細身の体を強く抱きしめて崩れ落ちる。湯の中で二人はしばらく動けず、互いの鼓動だけが響き合う。
落ち着いてから瑞稀を湯船の中で抱き上げ、背中からぎゅっと抱きしめる。瑞稀の息が荒いままで、肩に残った牙の痕が赤く染まっていた。
俺はそこに唇を押し当て、優しいキスを繰り返す。
「痛かったろう? 俺、抑えきれなくて激しくしてしまった……」
瑞稀は目を閉じたまま、掠れた声で囁く。
「痛くなかったよ。マサさんが全部熱くて……すごく気持ちよかった」
そのセリフに胸が締め付けられ、瑞稀の濡れた髪に顔を埋める。
「君の血を吸わなくても、こんなに満たされるなんて思いもしなかった」
「じゃあ俺の血、もう要らない?」
目の前で肩を竦めて冗談めかす瑞稀に、俺はくすくす笑った。
「いや。君の血がどんどん美味しくなっているから、もっと欲しくなる。これからも献上してほしいね」
俺のお願いを聞いた瑞稀がふと真剣な表情を見せ、水面にある俺の利き手をぎゅっと握りしめた。
「これで俺たち、もっと一つになったよね」
「ああ。君は俺の全部だ」
振り返った瑞稀の額に自分の額を押し当て、熱を込めて答えた。
互いの想いを確かめるように湯の中で体を寄せ合い、熱いキスを交わす。湯気と情熱に包まれながら、互いの存在を刻み込むように強く抱きしめ合う。
瑞稀との結びつきを、さらに深めた瞬間だった。