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続き待ってます!!
お昼のY学園
アゲハ、ジンペイ、コマ、マタロウ、フブキの5人は屋上でもぐもぐご飯を食べていた
フブキははむ、とサンドイッチを頬張る
マタロウ「たまには屋上で食べるのもいいよね!」
コマ「ピクニックみたいだね!」
因みにアゲハとフブキはベンチに座り、男子3人は地面に座って食べている
アゲハは自身の弁当の卵焼きをお箸で挟むと、ゴロミの口まで持っていく
アゲハ「ゴロミちゃん。はい、あ~ん」
ゴロミ「あ~~♡」
相も変わらずゴロミはアゲハの腕の中に抱かれている
ゴロミは大きな口を開け、パクッとそれを食べた
ゴロミ「んんん……やっぱりアゲハ特製の卵焼きはサイコー♡」
頬をゆるゆるに緩ませてもぐもぐするゴロミ
アゲハ「そんなに美味しかった?」
ゴロミ「アゲハのだからこそ上手いんだよ~♡」
ゴロミは語尾と周りにハートを付けてデレデレする
尻尾も何故かハートを描いている← なぜ?
「「「「(アゲハ(ちゃん・さん)と俺(僕・私)達への態度の落差が凄いんだよなぁ…)」」」」←
4人はじとぉッとゴロミを見やる
すると、アゲハの視線がジンペイの横にいく
アゲハ「ん?…ジンペイ、横の包みは何?」
ジンペイ「え?」
マタロウ「それもお弁当?」
ジンペイ「ああ、これ?此奴は後のお楽しみだ!」
ジンペイはエビマヨ春雨餃子パンを持った方の手でポン、と包みを叩いた
フブキ「絶対下らない事だ…;」
アゲハ「はは…多分ね…;」
2人が半目になっていると、フブキのスカートのポケットからピロリロリン♪という軽快な音楽が聞こえてきた
フブキのスマホだ。
フブキはごそごそとスカートのポケットに手を入れてスマホを取り出し、画面をタップした
フブキ「あっ!『未来科学クラブ』からのメールマガジン!」
目を輝かせて嬉しそうにするフブキに、アゲハが声をかける
アゲハ「未来科学クラブって、確かフブキちゃんのお気に入りのクラブだよね?」
フブキ「うんっ!何か新しいメカでも出来たのかな?」
ジンペイ「只今より、第1回……ちくわストロー競争を始めるっ!」←
ジンペイは唐突にそう言いだす
左手に持ってるプラスチックケースには、出し汁とちくわが入っていた
コマ/マタロウ「「何それ……?」」
2人は思わず何で…?という顔になる
ジンペイ「昨日テレビでやってて滅茶苦茶面白そうだったんだ!」
ジンペイ「こうやって……」
ジンペイはちくわを銜えてストローのようにズズズ…と吸い上げる
ジンペイ「ちくわで出し汁を吸って誰が1番早く飲み終わるか勝負すんだ!」
コマ/マタロウ「「へぇー…;」」
強制的にちくわと出し汁が入ったプラスチックケースを持たされた2人は半目になる
ジンペイ「ゴロミ!」
ゴロミ「あ゛?」←
ゴロミは目つき悪くしてジンペイを睨み付ける
ジンペイ「……スタートの合図頼む…」
ゴロミ「は?やだよ、折角アゲハとの時間取れたのに」
ジンペイ「そう言わずにさぁ…(アゲハ~…ゴロミの説得頼む…)」
アゲハ「(あ~…うん…)ゴロミちゃん、私からのお願い。ね?すぐ終わるでしょ?」
ゴロミ「えぇぇぇ……まあ、アゲハが言うのなら…」
滅茶苦茶渋々といった感じで了承してゴロミは、アゲハの腕の中から飛び降りた
そしてコルク銃を構えて先端をバケーラの方に向ける
ゴロミ「よ~い…」
ポンッ!
コルクは転寝しているバケーラの顔にぽかっと当たった
絶対意図的に狙ったヤツやん^^