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色鮮やかな記憶… モノクロームの未来…。

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色鮮やかな記憶… モノクロームの未来…。

10 - 第10話お前を信じているぞ

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2022年10月11日

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刑、復讐、報復、私怨、私闘、闘争、戦い、戦争、内戦、紛争、反乱、叛乱、内乱、暴動、テロ活動、テロリズム、武力行使、暴力行為、武装集団による犯罪行為、武力制圧。

私は、私の目に見えるものしか信じない。だから、私が信じるものを真実とする。

「お前を信じているぞ」「期待しているからね」などと言葉巧みに嘘をつく人間が嫌いだ。

それは嘘つきの言葉であって、「お前を信じてなんかいない」と言っているようなものではないか。

「信頼してるよ」なんて言葉を真に受けてはいけないのだ。

「信用していない」と言われているようなものだ。

本当にそうなのか? 私は「私」のことをよく知っているつもりになっているだけで、「私」のことは何も知らないのではないか? 私は自分が他人から見たらどんな人間に見えるのかわからない。だから「私」のことをもっと知る必要がある。

自分のことがわかっていない人間が、どうして他者を理解しようなどと思えるだろうか? しかしそれは、難しいことだ。

自分自身でさえ理解できないものを他人が理解できるはずがない。

私は私を知るために旅をすることを決めた。

―――『私』

「あなたがここに来るなんて珍しいわね」

「今日はあなたの様子を見に来たのです。……えっと、『先生』?」

「あら、私の名前は覚えてないの? ひどいわね……」

「私の名前を忘れてしまったの? ひどい人!」

「私の名前を呼んでよ! ひどいひと!!」

「私の名前がわからないの? ひどいひと!」

「名前を覚えていないなんて、ひどくないかしら?」

「私の名前を思い出してくれないなんて……ひどい人!」

「私の名前を知らないなんて、ひどくない!?」

「私の名前を呼ばないと許さないから!!!」

「私の名前を思い出さないなんて、ひどいじゃないの!!!!」

「酷い、酷すぎるよ……」

「私の事忘れちゃったのかなぁ? ひどーい!!」

「酷いですよぉ~」

「ヒドイ」

「ひどすぎますぅ」

「酷くないですか?」

「ひどいですね」

「ひどい奴だぜ」

「酷いですねぇ」

「ひどいですねぇ」

「ひどぃ」

「ひどすぎる」

「ひどすぎるぞ!」

「ひどいと思います」

「ひどいと思うけどなあ」

「ひどいよね」

「ひどいんですかねえ」

「ひどいと思うのですが」

「ひどいんじゃないでしょうか」

「ひどいと思います」

「ひどすぎて笑っちゃうわ」

「酷いなぁ」

「酷いよね」

「うん……」

「なんであんな奴がいるんだよ」

「本当だよ」

「死ねば良いのにね」

「そうだよ」

「あいつが悪い」

「あの人が悪い」

「あいつが悪い」

「あいつが全部悪い」

「あいつが死んでしまえばいい」

「あいつさえいなければ良かった」

「あいつさえ居なくなればよかった」

「あいつなんて消えて無くなって仕舞えば良い」

「あいつのせいで皆不幸になる」

「あいつのせいで私達まで悪く言われる」

「あいつがいなければ誰も傷つかない」

「あいつなんか生きててもしょうがない」

「あいつは生きている価値が無い」

「あいつら」「彼ら」と一括りにする。

「俺」と「君たち」と一括りする。

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