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私
刑、復讐、報復、私怨、私闘、闘争、戦い、戦争、内戦、紛争、反乱、叛乱、内乱、暴動、テロ活動、テロリズム、武力行使、暴力行為、武装集団による犯罪行為、武力制圧。
私は、私の目に見えるものしか信じない。だから、私が信じるものを真実とする。
「お前を信じているぞ」「期待しているからね」などと言葉巧みに嘘をつく人間が嫌いだ。
それは嘘つきの言葉であって、「お前を信じてなんかいない」と言っているようなものではないか。
「信頼してるよ」なんて言葉を真に受けてはいけないのだ。
「信用していない」と言われているようなものだ。
本当にそうなのか? 私は「私」のことをよく知っているつもりになっているだけで、「私」のことは何も知らないのではないか? 私は自分が他人から見たらどんな人間に見えるのかわからない。だから「私」のことをもっと知る必要がある。
自分のことがわかっていない人間が、どうして他者を理解しようなどと思えるだろうか? しかしそれは、難しいことだ。
自分自身でさえ理解できないものを他人が理解できるはずがない。
私は私を知るために旅をすることを決めた。
―――『私』
「あなたがここに来るなんて珍しいわね」
「今日はあなたの様子を見に来たのです。……えっと、『先生』?」
「あら、私の名前は覚えてないの? ひどいわね……」
「私の名前を忘れてしまったの? ひどい人!」
「私の名前を呼んでよ! ひどいひと!!」
「私の名前がわからないの? ひどいひと!」
「名前を覚えていないなんて、ひどくないかしら?」
「私の名前を思い出してくれないなんて……ひどい人!」
「私の名前を知らないなんて、ひどくない!?」
「私の名前を呼ばないと許さないから!!!」
「私の名前を思い出さないなんて、ひどいじゃないの!!!!」
「酷い、酷すぎるよ……」
「私の事忘れちゃったのかなぁ? ひどーい!!」
「酷いですよぉ~」
「ヒドイ」
「ひどすぎますぅ」
「酷くないですか?」
「ひどいですね」
「ひどい奴だぜ」
「酷いですねぇ」
「ひどいですねぇ」
「ひどぃ」
「ひどすぎる」
「ひどすぎるぞ!」
「ひどいと思います」
「ひどいと思うけどなあ」
「ひどいよね」
「ひどいんですかねえ」
「ひどいと思うのですが」
「ひどいんじゃないでしょうか」
「ひどいと思います」
「ひどすぎて笑っちゃうわ」
「酷いなぁ」
「酷いよね」
「うん……」
「なんであんな奴がいるんだよ」
「本当だよ」
「死ねば良いのにね」
「そうだよ」
「あいつが悪い」
「あの人が悪い」
「あいつが悪い」
「あいつが全部悪い」
「あいつが死んでしまえばいい」
「あいつさえいなければ良かった」
「あいつさえ居なくなればよかった」
「あいつなんて消えて無くなって仕舞えば良い」
「あいつのせいで皆不幸になる」
「あいつのせいで私達まで悪く言われる」
「あいつがいなければ誰も傷つかない」
「あいつなんか生きててもしょうがない」
「あいつは生きている価値が無い」
「あいつら」「彼ら」と一括りにする。
「俺」と「君たち」と一括りする。