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の「やっぱり難しいとこ選ぶんじゃなかったー」 ヒッグ
え「でも意外と簡単だったけどね」
の「ええ‥そうなんですね‥」
さっき体験したお化け屋敷を語る
ほんとに人生の中で一番怖かった
え「あ、でもこんにゃく出てきたのはびっくりしたよ」
え「今でも妙に食感が残ってんだよな〜」
の「確かに‥」
え「よし!今日は全部回るぞ!!!」
の「ええ゛⁉?」
するとえとさんは遊園地のパンフレットを広げた
笑いかけながら指さした
え「次、ここ行こ!」
の「うえ゛‥」
え「大丈夫〜?」
の「えとさん回しすぎですよ‥」
え「あはは〜ごめん〜」
言葉どうり、コーヒカップを行ってきたが
えとさんは笑いながらぐるぐると回し続けたせいで酔った
まわるのコーヒカップとは違ってすごく速かった
私、車酔いやすいんだよな‥
え「休憩しに行こう?」
の「ですよね‥流石に‥」
影の下にあるテーブルに座り込む私とえとさん
はしゃぎまわったのかえとさんは満足そうに座る
え「飲み物買いに行くよ」
の「ありがとうございます‥」
えとさんはアイス屋さんと
同時に販売しているジュース屋さんを指差す
美味しそうなメニューが見えてくる
え「‥‥」
の「?」
ファサっ
の「へ‥???」
えとさんは自分のブランケットを脱ぐと私に被せた
そのままカバンから財布を出すので
何があったのか間抜けな声がでた
え「ちょっと待っといてね、好きなのついでに買うよ」
の「そ、っそ‥そうですか‥これは?‥//」
え「ん?誘拐対策!」
そうえとさんは満面の笑みを浮かべ
アイス屋さんに向かって歩いていった
の「この遊園地治安悪くないのに‥」
その背中を見て、ボソッと声を漏らす
ふっと後ろを軽くトントンされたのに気づいた
モブ「ちょっとさ〜お姉ちゃん可愛いね」
の「え‥?」
モブ「ちょっとさ、お姉ちゃんの血、美味しそうだね」
覗き込むフードを被った男の人
暗くて顔も見えないが立派な歯が生えていたので
すぐ吸血鬼と分かったが
の「あ‥その‥」
モブ「あと見えてるから跡、」
分かったように片手を顎に当ててさすっていた男の人
手を掴むとニヤッと笑う、気味が悪い
モブ「お前、血を吸われるために生まれた人だろ」
の「ッ!‥」
何も言えず、顔を下に向けるだけ
ブランケットを被ってんのに、こんなことにもなるんだ‥
モブ「血を吸われるために生まれた、何もできない人だろw」
の「そんなことなッ痛っっ‥」
モブ「大人しくついてこいよ」
の「助けっ‥」
私は助けを求めても周りは何も助けてくれない
だって、血を吸われるために生まれた人は吸血鬼のため
そのために生まれたから、誰も助けてくれない
え「手、話して」
モブ「冷っっ⁉?」
横からえとさんが飛び込んできて
掴んでた手に冷たいジュースをかける
男の人はべとべとになった手をさすっている
すっごく冷たそうに擦っている
の「えとさっ‥」
モブ「お前、!飲み物をこぼすんじゃねぇ!💢」
すると男の人はえとさんの腕を掴みかかってきた
何もできずにただただ、立ち止まることしかできない
え「喧嘩?する?私も吸血鬼だけど??」
モブ「だからなんだ‥⁉」
え「吸血鬼の体質覚えてる?」
反抗するフードの男
えとさんは男の人を太陽の下に力ずくで押し込み
フードを剥がそうとし始めた
モブ「お、お前‥何近づいて‥おまっ、本当に吸血鬼か⁉」
え「そうだけど?」
モブ「引っ剥がすな!?やめろっ死んじゃうんだぞ!」
男の人は必死のように抵抗する
えとさんを見て怖がっている
汗も飛び散っている男の人
たしか、吸血鬼は太陽の下では死ぬんだ
え「今のう逃げたら?昼の吸血鬼は弱い生き物だよ」
モブ「‥チッ」
えとさんはふっと掴んでいた男の服を離し、
男の頬が出てきた瞬間ジュッと焼けていた
その頬を必死に隠し、走っていった男の人、随分焦って逃げていった
の「あ、ありがとうございます‥その、手大丈夫ですか‥?」
え「ん?大丈夫だよ」
え「ごめんね、飲み物こぼしちゃったから買いに行ってくる」
えとさんは空のコップ容器を見せてごめんねと言ってくる
そして、またアイス屋さんに向かおうとした
の「あの!えとさん‥!酔いなくなったので一緒に行っていいですか?」
え「一緒に選びに行こうか」
えとさんはにっと笑った
そんなやさしい笑顔のえとさんが変わらず好きだ
の「やばい!終電が間に合わないですよ!!」
私は時計を見て青ざめていた
終電がドンとはみ出している
これじゃ本当に帰れなくなる
え「のあさん?」
の「あっちから走れば帰れるんじゃないですか!」
え「のあさん!」
の「へぇ?」
焦りすぎて名前を呼ばれたのを
気づかなかった私にえとさんが私の手を掴んだ
え「もういいよ、」
の「え‥?」
え「ホテル行こ」
13話に続く
続編必要数➳♡170。220
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閲覧Thank you!!!
続編もお楽しみにしててください!!
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