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「…あー…やっぱやめとくわ、今金欠でさぁ」
「あ、そうなの?」
「もふくんとどぬくさんが奢ってくれるって言うなら行ってもいいよ?」
「なんでだよ、もう来るんじゃねぇ」
あはは、とえとさんは笑ってひらひらと手を振った。
「お邪魔しちゃいけないから退散するわ!もふくんLINEあとで確認しといてね、京都土産よろー!」
「よーし分かった、八ツ橋買ってきてあげよう」
「もっと良いもの寄越せー?じゃあねー!」
そう言ってえとさんは出て行った。まだちょっと胸の奥が重いけど、もふくんと2人で行けそうな事に安堵している。
『えとさんごめんね、でも俺はこの旅行で絶対もふくんと今以上に仲良くなりたい…!絶対絶対絶対2人だけで京都行きたい!!』
そう強く決心した俺は、その後半ば強引にドカドカと計画を立て、その場でホテルを予約し、ついでに旅行準備の買い物(という名のデート)の約束も取り付けてもふくんを驚かせたのであった。