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「はいもう修学旅行は終わったからなー、気を引き締めていけよー」
あれからは特に何も起こらず、修学旅行は幕を閉じた。
みんなまだ修学旅行が終わったばっかりでなんとなくポワポワと浮かれていると思ったのか、先生は注意を教室に響かせた。
今回の修学旅行、小学校や中学校の時よりも1番濃い修学旅行だったな……
あの出来事から俺は、なんとなくomrさんに向けての考え方が少し変わった。
自分には興味がない、ただのクラスメイトと思われていると思っていたが、実際はそうでもないということに自信がついた。
これからどんどんアタックしてやるからな……まってろよ!!!
……とか思っても実際には何もアタックできないんだけどね。
毎回奥手になってしまう自分をどうにかしたい。
みんなボディタッチやあからさまな態度の変化とかアタックしてるのに。
なんでなんだろ………
数日後。それは菊池くんとryoちゃんと3人で話してるときだった。
「あー、まじ別れたい。なんなんアイツ」
また始まったよ……菊池くんの別れたい話。
だからさっさとそれなら別れろっての!!
てかなんでそもそも付き合ったんだよ。
omrさんの告白に断れなかったとか?そうかなんらかの事情があったとか……?
そう色々自分の脳内で思考を巡らせてみたが、やはり本人に聞いてみることにした。
「……そういえば、どういう経緯で付き合ったの?」
「えっとね、去年のバレンタインデーで俺がmtkに告白したんだよね。それで……」
「え、ちょっとまって、菊池くんが告白したの?」
「え、うんそうだけど?どうした?」
「え、あ、いや、意外だなって…話続けて!」
コイツから告白したのかよ……じゃあそんなomrのことボロボロに言うなよ…流石に可哀想すぎるだろ……
「それで、ホワイトデーに返事がきたの。それがOKの返事だったっていう。 」
「へー、なんかロマンチックだね!」
「確かに笑」
ryoちゃんが恋愛漫画大好き女子みたいに目を輝かせて反応していて、思わず笑ってしまう。
確かにロマンチックだな……羨ましい……
あーあ、俺がomrの彼氏ならもっと愛せる自信あるのに。
それじゃあomrの時間が無駄に削られていくだけじゃんか。
なに、菊池くんは道具だとでも思ってんの?
……おっと、これ以上は流石に言い過ぎだな
「じゃ、2限目も頑張ろうね〜 」
そう言いながら手を振り、菊池くんとryoちゃんは自分の席へと戻っていった。
またまた数日後。移動教室でryoちゃんと一緒に移動している時だった。
「そういえば、これもまた言わないでほしいんだけど、知ってる?菊池くんの話……」
「菊池くん……?」
またアイツの話か。アイツどんだけ話あんだよ
「うん。去年さ、……ほんとに誰にも言わないでね!?」
「言わないよ笑」
あと毎回隠し話なんですけどそれはなんでですか
「去年ね、クラスメイトの男子全員のこと好きだったらしいよ」(コソッ
「…え、まじで!?そんなことある!?笑」
いや全員は流石にヤバいだろ……というかその時から恋愛対象男だったんだな……
もう全然一途じゃないじゃん。絶対に早く別れるやつぅー
「なんか…、もっと一途にしろよって感じだね笑」
「やっぱwkiもそう思うよね笑 もうちょっと真剣にというか……簡単に恋に落ちすぎというか…」
……驚いた。ryoちゃんがまさかそんなこと言うなんて。
俺は目を見開かずにはいられなかった。
てっきりryoちゃんは他の人の悪口というか陰口というか……そういうの言わない人だと思ってた。
「…まぁ、あんまりこういうの言っちゃダメだけどねーっ!笑 じゃ、行こ!! 」
切り替えすごっ。
そうまたもや驚きながら立ち止まっていると、「置いていくよー!」と前に進んでいくryoちゃんに怒られてしまった。
ボフッ……
「はぁ…」
1人の寝室。1つの溜息が部屋全体に行き渡った。
どんどん入ってくる新しい情報に頭が追いつかない。
いっぱいいっぱいで頭がパンクしてしまいそうだ。
取り敢えず……菊池くんはちょっとやばめ(?)ってことが分かったな……
あーあ、別れてくんないかな。
頻繁にこう思ってしまう俺はクズなんだろうな。
そんなやつがomrさんと付き合うことができるのか
そう頭をグルグルさせていると、気づいたら眠りについていた。
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