テラーノベル
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特に何も起きないまま夏休みがすぎ、2学期に入り、そして2学期ももうあと1ヶ月半で終わるという時期だった。
なんと、omrさんと菊池くんが喧嘩したっぽいのだ。
なんかさっきからピリピリしてるし、2人ともあからさまに機嫌悪くしている。
おいおい……
ありがたすぎるだろ!!!!
……あ、ごめんなさい。クズなとこが出てしまいましたね
まぁあんまり元々2人がイチャイチャしてるのガチで見たことなかったから喧嘩しようが喧嘩しなかろうがどっちでもいいんだけどね。
クラスのみんなも気を使っているようなドヨンとした空気になっているが、大体はomrくんの味方をしているみたいだ。
きっとomrくんの方が人気で、皆から好かれているからだろう。
皆菊池くんに「謝れよ」と強めな口調で言葉を投げかけている。
俺は少しずつ菊池くんが可哀想に見えてきていた。
菊池くんは「なんで俺が怒られてんの」という顔で周りを見渡している。
一体菊池くんはどんなことをやらかしたのだろう。きっと相当やばいことをしてしまったんたろなぁ。
俺は誰か周りにいる人に聞こうかキョロキョロ見渡しながら迷っていると、タイミングよくその話が耳に入ってきた。
「菊池さ、omrがドッチで当たってOUTになってるのに顔面にボール投げたから喧嘩してるらしいぜ」
「え、やば笑笑」
……え、
まってそれが理由ですか?
……しょーもな!!!!え!?!?しょうもなすぎない!?!?
俺の解釈はomrと菊池くんがドッチボールしてて、omrが誰かが投げたボールに当たってOUTになる→菊池くんがOUTになってて当てても意味がないomrの顔面にボールを当たる→omrブチギレ……っていう感じなんだけど、これ多分合ってるんだよね!?!?
え、小学生じゃんお前ら。そんなことでいちいちキレんな〜??皺増えるぞ???
俺は2人のしょうもなさに少し引きながらも、そのままなんとか笑わないように平静を装うことに必死だった。
ー休み時間ー
俺は早速菊池くんに喧嘩事件のことについて聞きに行こうとしたが、まさかの向こうからこちらへ来てくれた。
「ねぇ若井くん〜聞いてよぉ」
「喧嘩のことですか」
「え、そうそう。なんで知ってんの」
「ん〜噂?」
「……アイツらか。マジしばいたろかな」
「おぉ怖っ。……で、どうしたの 」
それがさ〜、と言いながら隣の席の人の椅子に勝手に座り、頬杖をつく菊池くん。
「俺さぁ、mtkがOUTになってたこと知らなかったの。それでしかも運悪く顔面に当てちゃってさ……わざとじゃないのにぃ……泣 」
「あーなるほどね。ただの誤解だったってことか」
なんだ、わざとじゃないのか。
「そうだよぉ!わざとそんなのするわけないじゃん!……でさ、どうすればいいと思う……?」
「……まず誤解を解いたら?相手はわざとって思ってるかもだから。それであとは謝るとか?」
俺は本来ならアドバイスをしたくないところを、なんとか口を開いてアドバイスをした。
そんな自分を褒め称えたい。
「ん〜、そうなのかなぁ……」
「そうだって!がんばれ!!」
「ん〜、……やっぱ謝らないでおく」
いやなんでだよ。馬鹿か。
「あとで謝るわ。ばいばい!ありがと!」
「え、あ、はーい……」
菊池くんはあっという間にそのまま立ち上がってどこかへ行ってしまった。
次の日。菊池くんからメールが来た。
『なんかもうmtk怒ってないっぽい!ありがと!!』
ちぇっ、もう仲直りしちゃったのか
「よかったね!!これでもう安心じゃん」
そう文章を打って送信ボタンを押した。
そこから1分もしない内に可愛い犬がバンザイしながらありがとうと言っているスタンプが送られてきた。
ほんと、別れたいのか別れたくないのか……
そこから1ヶ月が経ち、冬休みまで残り1週間半となった。
テレビでは雪が降っている県もあると言っている。
「はい今日は席替えをしまーす」
先生はそう言いながらトントンと教卓の上で教科書類を整えた。
教室では歓声があちこちから起こっている。
そりゃそうか、席替えだもんな。
……omrさんとなりたいな。
なんて思っても、なれやしないだろうな。
「おいwki、くじびき引きにこーい!」
「あ、すんません」
やっべ、先生の話聞いてなかった
俺が立ち上がろうとすると同時に、くじを引き終えたomrさんが大きい声で言った。
「12か!!まぁ悪い席ではないな」
omrさん12番なんだ……
俺はすぐさま黒板に書いてある座席表を見た。
……なるほど、8番か16番を引けば隣になれるのか。
俺は心の中でしっかりとお祈りをしながら恐る恐るくじを引いた。
すると……
「16、番…?」
そう。そこには大きくていつも見慣れている担任の字で『16』と書かれていた。
(うっそぉん…………)
俺は開いた口が塞がらなかった。
「はい席移動しろよー」
先生は皆がくじを引いたのを確認するとそう言った。
皆ガタガタと音を立てながら机を移動させていく。
そして俺が座席についたとき、聞きたかった声が間近で聞こえてきた。
「隣若か〜、よろしく!」
「あ、どうも……」
やばいやばいやばい、陰キャモードでちゃったよ!!!
もうほんとこれどうにかしたい……
心の中で大反省をかましていてもドキドキと高鳴る心臓は治まらなかった。
(これから楽しくなるぞー…)
俺はニヤニヤと口角を気持ち悪いぐらい上げながら次の授業の準備をした。
………オヒサシブリデス
前回いいねコメントありがとうございます😌
明日はバレンタインですねぇ
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コメント
4件
ふまたんあやまでよ!!!我らの大森に何してくれとんじゃ!!!(?) 神すぎるね……席隣はやばいこっちも嬉しい
神すぎます!どうくっつくのか…!はたまたくっつかないのか!どちらにしろ楽しみ