放課後、屋上にて
「いいか分かったか?」
「あーもうわかったって」
なんでこんなことになってるかって?
俺はいつも通り学校で過ごしていたはずだったんだ。今日の昼休み、階段から落ちそうになったのを俺は神様に助けられた。神様と言っても信じるわけが無い。俺だってそうだ。だが後ろから首根っこを掴んでいた人物はこの時代のものとは思えない服を着ていて、これが世にいう神様なんだと察した。俺はその恩としてこの神とやらにこき使われることになった。神が言うには
「死期が迫っている者を救え」
そんなの分かんねぇよって思ったけど、こいつがずっと俺の後ろにいるもんだから仕方ない。
俺は重い足取りで階段を登り屋上への扉を開けた。
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