今回は稲荷崎のおまけ編。
「夢主が宮ツインズの片方が好きで、もう片方に相談したら本人だった(?)」
っていうお話です。分かりづらいですね。
ちなみに夢主の名前は西川ゆりです。
読めば分かるでしょう。それではどうぞ!
侑ver.
部活を終え、忘れ物に気づいた私は教室に戻る。電気が消え誰もいないだろう教室に入ると、腕にタオルを被った頭を埋めた人が。
(あの靴にカバン・・・治か、)
私は忘れ物をとる前に治の隣に座った。
(治ならなんかアドバイスくれるよね、)
『ねーーおさむーー』
「・・・なんや」
タオルでやや声が聞こえづらいが、私はそのまま話しかける。
『侑ってなんであんなかっこいいんだろー、』
『顔いいし体格いいしそれに面白いし、』
「・・・おい、」
『もーー全部好きー。めっちゃ好き。』
『治ーどうやったら振り向いて貰えるかな?』
「・・・・・・」
『聞いてるー?治から聞いてよ好きな人。』
私がそう言うと、治がタオルを頭にかけながら体を起こす。
『あ、やっぱいi』「お前や!」
私の声を遮りながら頬を掴まれる。タオルがはだけると真っ赤な侑の顔。
『え、え?!あつむ?!』
「さっきから人の気も知らずに!!」
「俺はお前が好きや!!」
意中からの告白に私は顔が真っ赤になる。
「・・・ああ!お前の方がかわええわ!!」
「もう言うわ!付き合ってくれへん?!」
圧倒されながらも返事をする。
『ん・・・はい。もちろん。』
「ふっふ、すきやでゆりちゃん。」
そう答えると、侑は私に口付けをした。
治ver.
部活を終え、忘れ物に気づいた私は教室に戻る。電気が消え誰もいないだろう教室に入ると、腕にタオルを被った頭を埋めた人が。
(治は違うクラスだし、侑か。)
私は忘れ物をとる前に治の隣に座った。
(あんまり期待できないけど、一応、)
『ねねー侑くーーん?』
「・・・あー、なんや」
タオルでやや声が聞こえづらいが、私はそのまま話しかける。
『治のタイプって知ってるー?、』
『治かっこいいから、それに見合う女になる』
「・・・・・・ん、」
『やっぱ侑は知らないよなーー』
『じゃあ、治の好きな人って知ってる、?』
「・・・・・・すまんなぁ、ゆりちゃん」
突然謝ったかと思うと、治はタオルを頭にかけたまま体を起こす。
タオルがはだけるとそこには顔が赤い治が。
「・・・俺、侑やなくて治くんなんや」
『うぇ・・・っ?!』
「可愛ええ間違いやな。俺の事好きなん?」
今の状況を理解した私は、顔が暑くなるのを感じながら走って逃げようとする。
が、治に腕を掴まれ膝に座らされた。
(ちっ近い・・・!)
『ちょ、おさむっ・・・!!』
「なあ、ゆりちゃん。俺のこと好きなん?」
耳元で聞こえる治の声に、私は諦めた。
『・・・うん。好き、大好き・・・』
「・・・・・・」
『もーいーでしょ!逃がして!』
そう言うと治は私に手をからませてくる。
「俺も好き。」
「ゆりちゃん、付き合ってくれへん?」
顔は見えないが、治の顔が熱いのを感じる。
『・・・はい、もちろん。』
そう答えると、治は私に甘い口付けをした。
今回のおまけ編はこれで終わりです。治の方がむっつりだといいよね。
それではまた次回。
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