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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「バルバトス様…」

今日も西風教会から僕を呼ぶ声が聞こえる

まぁ、それに僕が答えることはないけれど

パイモン「あそこにいるのは…吟遊野郎じゃないか!? 」

その名前で僕を呼ぶのは栄誉騎士の相棒と、火花騎士の少女しかいない。

この声には答えてあげよう

ウェンティ「旅人達がモンドに来るなんて、久しぶりだね!」

旅人「久しぶり、ウェンティ」

ウェンティ「また僕の詩を聞きたくなっちゃった?」

パイモン「いや、オイラたちは久しぶりにモンドに戻ってこようと思ったんだ。」

パイモン「いろいろあったし、いろんな国にいったけど、オイラはやっぱモンドのこの感じが一番落ち着くんだよな~」

ウェンティ「モンドの風は暖かいからね」

ウェンティ「かの旅人とその相棒も、一度里帰りって感じかな?」

パイモン「おう!」

旅人「モンドの風災が終わったあと話したこと、覚えてる?」

話したこと…。トワリンの涙のことか、それともお酒が無料だった話しか…?

いや、

ウェンティ「君を僕の詩に乗せたいって話しかい?」

パイモン「そういやそんな話しもしてたよな。懐かしいぜ!」

旅人「話したいことが沢山あるんだ。」

旅人「吟遊詩人として、そして、風神として。」

ウェンティ「…いいよ、ただし、」

パイモン「なんだ?」

ウェンティ「話してるときに飲むモラは君が払ってね!」

さすがに怒られちゃうかな?

パイモン「おい!やっぱりどこの国の神もモラは持ってないのか!?」

ウェンティ「どこの国も?」

ウェンティ「あの爺さんだけじゃないのかい?」

パイモン「そうだ!雷電なんか、モラが必要ってことも知らなかったんだぞ?」

雷神といえば、最近鎖国を解除したんだっけ。稲妻のお酒も飲めるかな…

そんな他愛のない話をしながら、僕らはエンジェルズ・シェアに入っていった。

勿論旅人の奢りで。

旅人「何から話したらいいかな…… 」

そう悩みながら旅人は一つ、また一つと話し始めた。

離月の魔神オセルの話。

稲妻の目狩り令や、雷神と戦った話。

スメールでの草神救出計画の話。

ただ、スメールでの内容は何故か記憶があやふやなようだったが、旅人は何かを隠すような物言いをしていた。

フォンテーヌでの水神の裁判の話。

そして、これから行くナタの話。


パイモン「まだまだ話し足りないけど、こんな感じだな!」

旅人「本当にいろんなことがあった。」

ウェンティ「他にもあるんでしょ?君の話、僕にまとめられるかな?」

いつの間にか時計は大きく動いていて、相当話していたことがわかる。

こんなに話したのは爺さんと話したときぶりかな?

ウェンティ「ナタの次、君が行くのはスネージナヤかい?」

自由の国モンド、契約の国離月、永遠の国稲妻、知恵の国スメール、正義の国フォンテーヌ、戦争の国ナタ。

ナタといえば昔あった騎士のことをよく思い出す。

残る国は神に愛されない国スネージナヤ。

ファデュイたちの本拠地となっている場所だ。

旅人「それはわからない。」

ウェンティ「えっ?」

旅人から出た言葉は想像と違った。

旅人「何処に居るのかは見当がついた。」

旅人の目的は、妹/兄を見つけて、また二人で旅をすること。

そのためにどの国を行こうと、この目標は揺るがないのだ。

パイモン「えっ!?それってどこなんだ!?」

旅人「それはまだ言えないかな?」

もう彼/彼女は気づいてしまった。

旅人「でもまだ確証はない。」

ウェンティ「なるほど…ね」

パイモン「おい!二人してオイラをおいてくなよ! 」

パイモン「それにオイラがわからないのに吟遊野郎が分かるなんて…!」

ふわふわ途中を浮きながらパイモンは考え始めた。

前飛ぶのもつかれると言っていたのに。

旅人「旅の終着点は蛍/お兄ちゃんとがいいから」

その瞬間、旅人がぶれて見えた。

いや、ぶれていたのではない。二人に見えたのだ。空と蛍の。

ウェンティ「ときが立つのは早いね。」

ウェンティ「早めに詩は書いておくよ。」

二人がテイワットに来たところから構成を練らないと。

ただ、酒のせいか頭がよく回らない。

このまま寝てしまおう…。

結局モラを払うのは旅人なんだから

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