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「あれれ?何してるの七七ちゃん!」

七七「邪魔」

胡桃「ひどいな~もう!」

胡桃「その霓裳花って何に使うの?薬?」

七七「うるさい」

そもそもこの人、誰だっけ。

でも、会った気がする。

白先生じゃない。旅人でもない。

胡桃「そういえば、七七ちゃん珍しく逃げないね?」

胡桃「もしかして私に捕まりに来てくれたの!?」

七七「ちがう。」

七七「誰?」

胡桃「ッ…!」

なんだか悲しそう。

大切な人だったっけ。

胡桃「忘れちゃったの?私は往生堂77代目堂主、胡桃だよ!」

なんでだろう。分からないけど、すごく嫌

七七「なんのご用?」

胡桃「用事…というなら七七ちゃんを捕まえに来たかな~!」

まずい。逃げなきゃ

でも、何処に逃げればいいんだっけ?

メモ…不朴盧

でも、胡桃は追いかけてこなかった。


七七「白先生、薬。」

白朮「ありがとうございます。 」

なんだか変な感じ。

長生「なんだ?そんなにこっちを見つめて、なんか用か?」

七七「白先生」

七七「胡桃?ってどんな人?」

白朮「胡堂主ですか…?」

白朮「忘れてしまいましたか?」

白朮「いつも貴女を追っ掛け回してる葬儀屋の人ですよ。」

七七「なんで追いかけてくるの?」

白朮「それは…」

琥珀とか、キョンシーとか、埋葬とか、色々言ってたけどわかんない。

でもなんでだろう。嫌なことされたのに、あそこに行かなきゃいけない気がしてくる

七七はあそこにいるべきな気がする。

長生「おい白朮!」

長生「七七の奴、全然話聞いてないぞ?」

白朮「別にいいんですよ。」

話が終わったみたい。

そもそも何の話だっけ。

白朮「七七、貴女はまだ生きていたいですか?」

生きるとか、死ぬとか、よくわかんない。

自分が生きてるか、死んでるかもわからない。けど、

七七「生きてたい。」

白先生、なんで笑ってるんだろう。

白朮「なら、不朴盧に居ればいいです。」

白朮「彼女のもとに行ったら、貴女が生きていれるか分かりませんので。」

白朮「…………まぁ、彼女の言葉も正しいのですが…。」

死んだらどうなる。

えっと、確か、ヨォーヨと会えなくなる。

ココナッツミルクが飲めなくなる。

ヤマガラ見れない。

それは嫌だ。

じゃあ生きてたい。

まだ、ココナッツヒツジに会えてない。

でももし、ヨォーヨが居なくなったら。

ココナッツミルクが飲めなくなったら。

ヤマガラが見れなくなったら。

そのとき、行けばいいかな?

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