テラーノベル
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どーも!!
2話スタートぉ!!!!
屋上から戻ったあとも、翔太はずっと落ち着かなかった。
帰り道、目黒の横を歩きながら、何度も口を開いては閉じる。
「……さっきさ」
「ん?」
「いや、やっぱいい」
「よくないやつだろ、それ」
目黒が少し笑うと、翔太はむっとした顔をした。
「なに、その余裕。目黒ってさ、ずるいよな」
「どこが」
「全部分かってる顔するところ」
「してない」
「してる!」
翔太は立ち止まって、目黒を見上げた。
夕方の風が、制服の裾を揺らす。
「卒業したらさ、環境変わるだろ」
「まあな」
「俺さ……それが、ちょっと怖い」
一瞬の沈黙。
目黒は足を止め、ゆっくり翔太の方を向いた。
「翔太が弱音吐くの、珍しい」
「悪いかよ」
「悪くない」
目黒はそう言ってから、少し間を置いた。
「俺も同じだよ」
「……え?」
「離れるの、嫌だと思ってる」
翔太は目を丸くして、すぐに視線を逸らした。
「そういうの、先に言うなよ」
「なんで」
「……調子狂うだろ」
翔太は小さく笑ったけど、その声は少し震えていた。
「でもさ」
「うん」
「だから、あの約束、ちゃんと守ろうな」
目黒はうなずく。
「当たり前だろ」
その一言で、翔太の表情が少しだけ柔らぐ。
群青色に染まり始めた空の下。
二人は並んで歩き出した。
言えない言葉はまだ残っている。
それでも、同じ未来を向いていることだけは、確かだった。
結構ながめなはず!!!!
ばいしな!
コメント
2件
やっぱり、すごいね! 尊敬してます!