テラーノベル
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18
66
音羽
283
日米で、質問に答えないと出られない部屋にしました。
リア友が開拓しだしてるので、優しめで行きます。
日攻めですから。一応ですけど。
ーー日米ーー
ーー日米sideーー
無機質な部屋に、無機質な質問掲示画面。そして、社畜と自称・世界のHero。
経緯は不明であるが、2人は恋人同士である。
①[相手に言われて一番嬉しかった言葉は?]
口を少しすぼめて、アメリカはHmm〜、なんて声を出して日本に抱きついたまま、悩んでいる。
「おやアメリカさん、思いつかないんですか?」
いたずらっぽく笑いながら、日本はアメリカの頬に手を伸ばす。
「んや、そうじゃなくて……。俺の中のbestを決められないんだよ!」
少し拗ねたように口を尖らせて、アメリカは言い訳のような理由を連ねる。
「おやおや……。なら、最近一番嬉しかった言葉にしたらどうでしょう?」
「それだ!さすがJapan!天才!」
尻尾があれば千切れんばかりに振っていたであろうアメリカは、満面の笑顔で日本の提案を褒めちぎる。
日本は微笑ましそうに笑いながら、伸ばした両手でアメリカの頬を掴んで、そのまま撫でた。
「じゃあなー、俺はなー、今朝Japanが言ってくれた『おはようございます、アメリカさん』がbestだな!」
自信満々に胸を張り、日本に撫でられるのが心底幸せだと言う風に、ニコニコと笑っている。
そんなアメリカの言葉に、日本は少し驚いたように目を少しだけ見開く。
「あら、意外です。そんな日常の挨拶が一番だなんて……」
「だって!一番大好きなJapanに、『おはよう』って言ってもらって、起こしてもらうんだぜ?!1番に決まってるだろ!」
この大型犬のような満面の笑みを前にしては、社畜魂で起きている日本の心も洗われているようだ。
本当に、尻尾があれば千切れんばかりに振っているだろう。いや、振っている。
「なぁ、なぁ!Japanは?Japanの1番は何だ?」
期待した目で日本に未だ頬を両手で挟まれたまま、アメリカは問いかける。
「そうですねぇ……」
そう一言前置きを置いて、日本はアメリカから手を離し、頭を働かせる。
「どれも甲乙つけ難いのですが……、『本気で好きだ。Loveだよ。……、だから、JapanだけのHeroにさせてくれ』。これが、個人的には一番記憶に残っていますね」
どこか懐かしむように、悪戯気に笑ってみせた。
「待ってくれ、Japan……。なんで一言一句覚えてるんだ……?」
恥ずかしそうに片手で口元を隠す。
「そりゃあ、アメリカさんが勇気を振り絞って告白しに来てくれた時の言葉ですよ?一言一句記憶していますとも」
アメリカの照れて熟れた顔を心底愛おしそうに見つめ、ガチャリと音を立てて開いた扉に目を向ける。
「では、帰りましょうか、アメリカさん。……そうだ、今日の夕飯は何がいいですか?今日は、ヒーロー様のリクエストにお答えしますよ」
普段の強引さがどこかに消え去ったアメリカの手を優しく取り、日本がリードするように扉に向かう。
「ホントか?!ん〜とな、じゃあー!肉ジャガがいい!あ、でも、すき焼きも良いなぁ〜」
ーー日米side 終ーー
コメント
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うわあ、この第8話めっちゃ甘々で尊い……!アメリカが「おはようございます」の一言を一番に挙げるの、大型犬すぎて笑ったわ。でも日本が告白の言葉を一字一句覚えてるって返すところ、逆にグッと来る。社畜と自称ヒーローの温度差が絶妙で、日常の積み重ねが愛おしさになってる感じがすごく伝わってきた。夕飯のリクエストに肉じゃが出すあたり、日本の優しさが滲んでて好き。