「狩猟大会に参加するのは男爵家以上の男女……交流の場としてはうってつけじゃない?」
参加者の多くは男性ばかりだが、女性の参加もある。
狩猟大会ならお茶会のように一度に何人もと話すこともなく、一対一で話す時間の方が多いだろう。
貴族の中で自分の味方になってくれそうな人間を探すにはうってつけだ。
「わたくしも狩猟大会に参加するわ!」
アンジェリカはハンカチのことなど忘れ、嬉しそうに両の手のひらを合わせた。
新たな出会いの場への期待に胸を膨らませながら。
「さっそく明日の朝食の席でお父さまにお願いしてみましょう」
黒猫のきょとんとした顔にも気付かず、アンジェリカは続ける。
「許可を得られないかもしれないから、どうやって説得するか考えておかないと」
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