テラーノベル
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「ここが文具改造学園かー。思ったより普通?」
流空は校門を見上げ、ちょこんと首を傾げた。その瞬間、背後から猛烈な風が吹き抜ける。
「どけぇーッ! 雑魚はすっこんでろ!」
現れたのは、巨大なコンパスを大剣のように担いだ大柄な男。コンパスの針は鋭く研ぎ澄まされ、超振動を起こしている。男は流空を突き飛ばす勢いで校門へ突撃した。
「あ、危ないなぁ……」
流空はため息をつき、セーラー服のポケットから一本の「消しゴム」を取り出した。それは彼が自ら改造した特製文具。
「――『MONO・ブレイク』、起動」
流空が消しゴムで空間をシュッと擦る。すると、男が放っていた超振動のエネルギーの波が、まるで紙に書いた鉛筆の芯のように綺麗さっぱり「消去」されてしまった。
「な、何ィ!? 俺の超振動コンパスの出力が完全に消えた……!?」
バランスを崩して派手に転ぶ男を横目に、流空は一歩、校門へと足を踏み入れる。
「文房具は正しく使わないとダメだよ? 改造するなら、もっとスマートにさ」
その様子を、校舎の屋上から見下ろす影があった。学園の生徒会長だ。
「面白い新入生が入ってきたな。霧島 流空……文具の概念を覆すその力、試させてもらおう」
流空のアホ毛が、次のトラブルを察知したかのようにピコピコと跳ねる。文具改造学園での、彼のハチャメチャな学園生活が今、幕を開けた。
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コメント
1件
わあ、これめっちゃ面白いですね!「文具改造学園」っていう世界観がまず斬新で、消しゴムで超振動を消すって発想が最高にかっこいい。主人公の流空くんが「文房具は正しく使わないと」って言い放つシーン、一発で性格が伝わってきて好きです。生徒会長が早速マークしてるのも、今後の展開が楽しみになる伏線ですね。連載の始まり、ワクワクします!