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「ねぇ、暇だからしりとりしようよ。」
人形ナシェルにそう言われて渋々しりとりをすることにした。こんなのの何が楽しいのか…。顔に出ていたのか速攻指摘される。
「ねぇ何が楽しいのかとか考えてるでしょ。確かに楽しいとは思えないかもね、人形シグルにとっては。でも俺にとっては楽しいよ。」
「知らん。」
「辛辣!!」
下らない会話をした後にしりとりが始まる。
「じゃあしりとりの「り」から!!人形シグル先でいいよ。」
「り……リスk」
「ストップストップ。良くないワード。」
「だめかよ…。」
「だめに決まってるでしょ馬鹿で可愛いな。」
後半本音?が漏れてるが。というか馬鹿じゃない。
「俺は馬鹿じゃない。」
「はいはいごめんね。じゃあ別のワードで。」
「リストバンド。」
「なかなか聞かないな…まぁいいや、「ド」ね…。」
そこから人形ナシェルは黙りこんだ。まさかこいつ物凄く弱いんじゃ……。
「ドン・キホーテ。」
すんっとした表情で俺を見る。いやさっきまでの沈黙はなんだったんだよ…。悩んでた奴の顔に見えないぞ今の顔。そこからは俺がテーブルと言い、人形ナシェルがルビーと言った。び……??
「びやk」
「ねぇなんで学習しないの??」
人形ナシェルが呆れたように俺を見る。なんだその目は。そんな目で見るな俺を。俺が異常者みたいに。
「それとも媚 薬飲まされたいの??」
「なわけ…。」
「いいよいいよ、可愛いシグルのためだ。用意してあげる。」
俺は押し倒されて地面から完全に出てきた人形ナシェルに深いキスをされた。そこから意識は遠退いていて、気がついたらベッドの上だった。腰が痛い。何も思い出せない…。俺は…。
「やっほ、学習しないお馬鹿さん。」
隣で笑う人形ナシェルはどこか妖艶に見えた。
「俺との行為、後で感想聞かせてよ。……人形シグル、すっごい可愛かったよ…♡」
耳元で言われた途端、行為中の記憶が一気に甦る。耳まで熱くなるのを感じた。しりとりごときでこうなるなんて思ってなかった…。