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「どぬくさん?」
「どぬくさーん、聞こえてる?」
「あれ?まって大丈夫?」
さっきから無性に顔が熱くて恥ずかしいが止まんないっ…/
こんな真っ赤な顔、たとえ偽造カップルでもさ、同居人でもさ、見せられないよっ…//
「どぬくさん、」
彼の声は止まない。ちょっとしたら冷めそうなのに、どんどん顔が熱くなっちゃうよっ//
もふくんが俺のほっぺたを両手で挟んだ。そのままもふくんの方を見る角度に変えられてしまった。
「っ…/」
近いっ…/
「どぬくさん、顔真っ赤じゃん熱、ないの?」
「ないっ/もう降りるっ!」
「ん、ほんとに大丈夫なの?」
「んっ!」
顔が熱くてちょっと頭がふわふわして、足がもたつく。車から降りると同時に俺はお腹から着地した。
「どぬくさんっ!」
「いだっ…」
痛い、転んだのなんて何年ぶりだろうか。しかも今日に限ってショートパンツとかっ!?膝擦りむいちゃった…っ (泣
「だから言ったじゃんか、ほら、」
「んっ…(泣」
もふくんの車は座る位置が高い。故に結構高い箇所から落ちた俺は盛大に転んだ。もう大人なのに泣いちゃうっ…/(泣
「大丈夫?痛いよね、俺が家まで運んだげる」
「?(泣」
ひょいっともふくんが俺を抱き上げた。
「これなら大丈夫だね、結構派手に転んだけど、そこまで深くない傷だから大丈夫だよ」
「んっ…/(泣」
もふくんと身長はそんなに変わらない筈なのに、俺を軽々と持ち上げた。
顔が近くて、もふくんが動くたびにくすぐったくてもどかしいっ…/抵抗したいのにっ、足が痛くてできないっ/
「どぬくさん、ほんとに熱ないの?顔真っ赤だってば」
「ぅるさいっ!//はずかしいのっ/」
「wなんだ、そういうこと?俺に惚れちゃったんだ〜、へー」
楽しそうに笑うもふくんがかっこよくて思わず見とれてしまうっ…/
惚れてるかはわかんないけどっ、…はずかしいよっ/
「おろしてぇっ…///」
「ん〜?歩けるの?」
「そっそれはっ…!/」
しまった、歩けないんだったっ…/
早く玄関っ!!
「歩けないんでしょ、もうついたけど、?w」
「ありぁとっ…/」
「wどういたしまして」
「んっ…」
「これもう一回やって動画にする?w」
「へぁっ!?やだっ却下っ/」
「えー?まっ、いい企画考えててあげるよ」
「ほんとっ!助かるっ✨️」
「wどういたしまして、がんばるからね」
「俺も手伝うっ」
「その足だとだーめ、今日は全部やってあげるからしっかり休んで」
「んぇぇっ…/わかった」
「お利口だね、ハンバーグ作るからね」
「子供じゃないっ!年上っ!!/」
「いうて3ヶ月くらいじゃん、変わらないってw」
「んぐっ…変わるもんっ/」
「wそうだね、変わるね」
「んっ!」
「wほら、ソファーにでも座ってて、作るからね」
「はーいっ」
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