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白虎さんが抱きついてきた時
なんだかとても暖かい香りが鼻をくすぐった
白虎さん自身も暖かかった
ぽかぽかしていてずっと抱きついていると眠ってしまいそうだった
そんな白虎さんは子供、甘えんぼな猫の様な性格とは別に
僕より背が高く、高くも低くもない安心するような声音
長い髪
晴「はい、白虎そこまでだよ」
白「はーい」
晴「立ち話もあれだし、部屋に入ろうか」
「はい」
白虎さんの部屋は
書院造のようになっていた
鑪さん達が使っていたような御札
それに
刀、弓、クナイなど様々な武器も置かれていた
「わ……」
部屋の隅の方に腰を下ろした
白「?、もっとこっち来な」
「えっ、わっ」
白虎さんに引っ張られ部屋の真ん中に僕が座り
晴明公様と白虎さんが僕を挟むような形になっていた
白「紡くんって、霊感とかある?」
「えっ、あ、あります…」
白「わぁ、やっぱり!」
「?」
白「ここに来る子みぃんな、霊感持ってるんだぁ」
「そうなんだっ…」
白「うん、君は特に強めな感じだから、僕を使役できるの早くできそうだねぇ」
「そうなんですか!?」
晴「白虎の言う通りさ」
晴「霊感が強ければ強いほど呪力も強い」
「なるほど…」
晴「それに君、面白そうだし」
「え…?」
晴明公様の屋敷にきて2日後
晴「いいね、その調子だよ」
「急急如律令!」
晴「うん、式神を召喚できるのも後ちょっとって感じだ」
白「紡すごぉい!!」
「わっ」
毎日8時間
たまに休憩を挟みながら陰陽道の技を取得出来るよう修行
晴明公様の上手な指導の元僕は式神を召喚できる1歩手前まで
いくことができた
?「晴明様」
晴「灯李か、どうしたんだい」
修行をしていると花魁のような
いや、綺麗な花魁さんが晴明公様の屋敷に来た
灯「少し、晴明様に相談したいことがありんしてねぇ」
僕はその花魁さん、灯李さんに見惚れてしまった
灯李さんは左目だけを天空と書かれた布で隠していた
髪には沢山の簪、髪飾りをつけていた
そして時々、着物の袖から見える
華奢で細い腕
灯「そこにいる可愛い坊やが噂の紡くんかい?」
晴「そうさ、紡は実力があるんだ」
灯「ほぉ」
そう言うと灯李さんは僕の元に来た
灯「妾、阿吽街の天宮屋で花魁している灯李ともうしんす」
灯「そして、十二天将天空として陰陽師もしています」
灯「どうぞよろしゅう」
「よ、よろしくお願い致します」
灯「行儀のええこやのぉ、妾は君みたいな子ぉ好きやでぇ」
灯李さんの京都弁のような訛りのある話し方は自然と僕の心を落ち着かせた
灯李さんは底が厚い下駄を履いていて僕より少し身長が高い感じだが
その下駄を脱ぐと僕より少し背が低いくらいだった