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毎回、週に一回の勉強はほぼ一日中だ。


弔くんは、起きてすぐ


目を擦りながら


「凛…離れたくない」


と私を抱きしめながら駄々をこねるが


『弔くん、ちゃんと待ってるから。

行ってらっしゃい』


と私が背中を押す。


私だってずっと居れるなら一緒にいたいけれど____



先生の言う事は聞かなくちゃね?



荼毘さんが行った後、


みんなが集まってきた。


トゥワイス「お〜凜っ!今日も早いなっもう昼だろ!」


よっ、と手を挙げ挨拶するトゥワイスさん。


『こんにちは、トゥワイスさん』


トガ「凛ちゃん~!!!!」


そう言って抱きつくトガちゃん。


可愛い。


『こんにちは、トガちゃん、今日も可愛いね?』


だなんて言うと


トガ「きゃ~凛ちゃん凛ちゃん♡♡」


と足をバタバタさせる。


ふふ、と私は微笑みながら



女の子って感じの反応が可愛らしい___


スピナー「今日は死柄木は先生のとこか?」


『そうなんだよ、たぶん夕方くらいまで帰ってこないかなぁ』


コンプレス「そうですか…久しぶりにみんな集まったのにボスが不在とは」


『ね~、そうだよね』


と、


私が言うと


マグ姉「凛ちゃ~~~んっ!」


とマグ姉が飛びついてくる。


『ちょっ!マグ姉力強いってwww』


マグ姉「あらごめんね?男が出ちゃったわふふふ」


と笑いながら離れ、みんなそれぞれソファー、カウンターに座る。



賑やかだなぁ


ニコニコしながらわちゃわちゃ話すみんなを見る


それにしても____



今更だけど


『みんなって個性なになの?』


そう、私が言うと


スピナー「はぁ、今更かよ」


とスピナーは笑いながら言う。


コンプレス「てっきり死柄木から聞いているものだと思ってましたねぇ」


トゥワイス「いいぜっ!教えてやるよ!教えるわけねーだろっ!」


はいはい、と手を挙げトゥワイスさんは話す。


トゥワイス「俺の個性は、分裂だなっ!」


そう言うとドロっと泥のようなものがトゥワイスさんの隣に出てきて


『わっ!?トゥワイスさんがもう1人!?』


トゥワイス「そうそう、俺がもう1人っ!

分裂できるんだ俺はっ!!まだ何人までできるかは…俺も知らねぇ!ははははは」


トゥワイス2「うるせぇよっ!ちゃんと把握しとけよっ!」


トゥワイス「はいはい、わかったわかった」


そう言うとトゥワイスさんの分身?は溶けていった。


私は


『すごいねっ!?!?』


と目をキラキラさせながら言う。


トゥワイス「そうか〜?鬱陶しいだけだけどな!全然そんな事ねーよ!」


トゥワイスさんがいつも、どっちだかわかんない返事をするのはなんでだろうと思っていたけれど今日わかった。


『トゥワイスさんはいっぱい自分っていう味方がいるんだね!』


そう言って笑う____


辛かったり、悲しかったり、どうしようもなく自分が嫌になった時、


誰も理解してくれなかった時、


誰が自分を慰めてくれるだろう?____


誰が味方になってくれるだろう?____


自分を肯定してくれる人がいるだけでぜんぜん違う世界。


自分を甘やかしてくれ、肯定してくれるだけで人に優しくなれる____


トゥワイスさんはいつも


「凛ちゃんっ!これ、やるよ!もらってけよ!」


『わ!飴ちゃんだ〜』


「凛ちゃん!浮かない顔してんな!してるわけねーだろ!」


『え〜なんでわかったの、弔くんがね……』


いつも私に気を使ってくれたり、話しかけてくれた。


最初の頃、雰囲気に慣れずずっと弔くんの後ろにいた私に何度も話しかけてくれた。


弔くんにはよく「凛に話しかけんなトゥワイス」だなんて怒られていたけれど今はもう呆れたのか諦めたのか怒らなくなった


優しさなんだよね?____



『トゥワイスさんは優しい人なんだね!』


そう言って笑うと____



トゥワイス「ははは〜!そうかぁ?改めて言われると照れるなぁ!別に照れてなんかねーよ!」


と頭の後ろをかきながら話す。





ミスターコンプレス「次は私かな?」


コンプレスさんが手を挙げ____



コンプレス「このビー玉…」


ビー玉を取り出す。


コンプレス「種も仕掛けもございません…

ですが、私がこうやって


1.2.3とおまじないをかければ…」


私の前に跪くコンプレスさん。


『えっえ?なに!?』


何が起きるの?


なんだなんだ?


とみんなも言ってる。




フワッッ



ビー玉を握っていたはずの手の中から


綺麗お花が出てきた!!!!!!



『綺麗……』


赤い、1輪の薔薇だ。


コンプレス「この、1輪の薔薇のようにあなたは美しい」


そう言って私の手を持ち、


薔薇を持たせてくれた。



えっえ~~~~~!?!!?!?///



なに!?


手品!?


マジック!?


すごすぎて…


目の前で見るの初めて…


『えっ…すごすぎて……コンプレスさん…ありがとう!』


そう言って笑うと


コンプレス「ははは、有難いお言葉ですねぇ

私はエンターテイナーをやっておりまして。

こうやって、手品のような個性でねぇ?」


そう言ってコンプレスさんは笑う。


『すごいすごい!!私初めて見た!

他にも見たい!!』


興奮しながら言うと


コンプレス「ははは、困ったなぁ。

美しい女性に物を頼まれると断われないですねぇ?」


そう言って


その後たくさん手品を見せてくれた


私たちは驚いたり、盛り上がったり____


『コンプレスさんは人を楽しませてくれるのが上手だね!!』


エンターテイナーは、人が喜ぶ顔や驚く顔が好きなはず____


けれどどうしてヴィランに____



喉の奥に、たくさん色んな聞きたいことはあったけれど____



『すごっ!!!えっ!?なんでなくなったの!?』


コンプレス「なくなったカードはあなたのポケットの中に……」


『えええええ!?いつ入れたの!?』


コンプレス「ふふふ、エンターテインメントです」



いつかまた聞こう____



次は、


スピナー「俺か?」


自分を指さし言うスピナーさん。


スピナーさんには………


ちょっと聞きたいことが…………



『あの、スピナーさん…』


話し出す前に私は言う。


スピナー「なんだ?」


スピナーさんは問う。


『あの、


会った時から聞きたかったことがあって…』


スピナー「なんだよ?」


『スピナーさんのしっぽってとれたら再生するの!?!?』



思ったより自分の声が響いてびっくりした←



一同シーンとなったと思えば



みんな爆笑する



トゥワイス「はははははははは!何言ってんだ!いいぞいいぞ!」


マグ姉「それってば、地味に私も気になってたわぁ」


トガ「確かに気になります!」


コンプレス「エンターテイナーでは無理ですしねぇ?」


スピナー「お前ら………」


スピナーさんは怒ってるのか、呆れているのか…w



頭をかきながら


スピナー「やった事ないから知らねーよ…」


とブツブツ言う。


ていうか!!


もう1つ!!


私はスピナーさんの近くに行く。


『あの…もう1つ、いいかな!?』


スピナー「なんだよ?」


少し警戒したようなスピナーさん。


会ってから話には入ってくれるけれどいつも壁があるように感じる____


『あの…』


恐る恐る…


『私…、爬虫類大好きなの!!!スピナーさんが良ければ…触ってみてもいい!?』


目をキラキラさせながら言うと


スピナー「はぁ〜〜〜〜ッッ!?!?!?///」


スピナーさんは照れながら言う。


見た瞬間から思ってた。


動物園とかペットショップでしか、爬虫類が好きなのに見た事がなくて


お世話するの大変そうだからっていう理由で飼うの諦めてた爬虫類____


スピナーさんってトカゲだよね?


トカゲとかヘビとか____


1度ちゃんと触ってみたかったんだ____


私が言った言葉に、スピナーさんは


スピナー「っっっそんな事言われたのは初めてだ……///お前がいいならいいけどよ!ほら!」


と、剣を置き


手をバンザイにしてくれた。


『わ〜…それではお言葉に甘えて………』


スピナーさんの鱗は1枚1枚傷一つなく綺麗だ。


『わ〜〜〜………』


初めて触る爬虫類の感触…


ふむふむ…


よいですなぁ………


トゥワイス「俺も俺も〜!」


トガ「私も触ってみたいです!!」


スピナー「こらこらお前らまでやめろ!」


そう言って笑うもなんだか楽しそうなスピナーさん。


そういえば


『スピナーさんって、ヤモリなの?それともイモリなの?』


私が問うと


スピナー「一応ヤモリだよ…個性なんて、壁に張り付くくらいしかできねぇ雑魚だから…

こうやって剣しょって強く見せよーとしてんだ…」


そう言うも


私は


『えええ!!すごい!!スピナーさん、スパイダーマン見たいだね!!!』


そう言って笑う____


その時スピナーさんの目に一瞬、光が入ったと思ったんだ____



『スピナーさんは家を守ってくれるヤモリなんだ!私、爬虫類は好きだけど虫は苦手だから頼むね!なんちゃって!』


スピナー「何言ってんだよ…、」


そう言って微笑む、スピナーさんはどこかいつもの壁がある感じはなくて____






ガチャッ



誰かが部屋に入ってきた。




「凜っ!!!!」


とむらくんといっしょ。

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