Love misunderstandings
【 恋のすれ違い 】
保鳴
暖かくなっていく春この頃。
夕日が去ろうとしている夕方に、
ボクは、最悪にもあのクソオカッパと帰省していた。
「………〜〜〜っ!!!もう限界だ!なぜお前みたいなクソオカッパとボクが一緒に帰らなきゃならんのだ!!」
そう怒りの限界を迎えて、こいつにそう伝えるとこう返事が返ってくる。
「仕方ないやないですか。帰りの電車が一緒なんやから、そんな大きい声出さんといてください、近所迷惑やで」
暫く口喧嘩を述べながら歩いていると、急に保科が話を変えて尋ねてきた。
「そういや、鳴海隊長って好きな人とか居るんですか?」
「……は?」
そんな言葉が保科の口から出てくるとは思わず少し躊躇していた鳴海。
どうこうしている間に保科が「あれ?もしかして恋人とか居るんですかぁ?」とちょっかいをかけるが、ボクは荒らげた声で「なわけないだろ!?」そう返して舌打ちをする。そして暫く間が空き、鳴海が口を開ける。
「…お前こそどうなんだ」
そう尋ね返すと保科はこう即答をする。
「居りますよ。」
そう告げられた瞬間、ボクの胸になにかが突き刺さるような痛みが走った。歩いている足が立ち止まるほど…ではなかったが。なにか保科に対して何かの感情が消えた…というのが正しいのだろうか。そんな気がした。まあそんな事はどうでもいい。そう思いながら、こう返した。
「……そうか。」
「……どんな奴なんだ?」
「…そうやな、可愛らしくて…、強くて…、尊敬しとって……口が悪いけどそこも愛おしいし…、偶に強がりで…、もう好きになりそうやってん…。」
そう話していた時、話すにつれて悲しそうな顔をした。まるでその恋を諦めているかのように。
「…好きになればいいじゃないか」
「いや、……叶わない…叶うわけないんで。」
「…そうか、」
「…ならボク樣がアドバイスでもしてやろう!」
恋愛経験がないボクがこんな事を言うのは心底可笑しい話だが、……ボクが心の奥底からこのオカッパを…なにかほっとけなかった。そう告げた後、保科が冗談交じりに「あんたにアドバイスされるなら諦めた方がマシや」と笑いながら言ってきたが最後に聞いた言葉は、
「……ま、それでもええか。じゃあ鳴海隊長にアドバイスしてもらいます」
「ノリがいいじゃないか、気は乗らないがボク樣がお前の恋にアドバイスしてやる!感謝しろ!」
そう気長にオカッパへのアドバイスをしていると、あっという間に駅に着いてしまった。オカッパとは乗る電車が違く、保科はボクが乗る電車の次の電車に乗るらしい。まったく、ボクとなぜ帰る時間が一緒なんだ。次の電車なら少し遅く帰省しても良くないか?…と心底から文句を言っていた。そうこう文句を述べているうちにボクが乗る電車が停まった。共に電車を待っていた保科に「じゃあな」とぶっきらぼうに会釈して電車に乗った。
ねーノベル初めてなんだけどどう?!?!
ダイジョウブカナ…(心配性)
アドバイスとか全然ほしいっす…、すぐに修正するんで…🥺
続き → ♡30↑
コメント
3件
おそくなってごめん〜🙏🏻😵💫 めっちゃよかったです👍🏻🥹💕 私実はノベルのほうがすきなんだよね🙈💞 なんかふりがな機能?ついててしぬ笑笑笑笑笑 クソおかっぱとかのことなんか、なんかすごかった👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻 内容もバッチリです💓‼️ 早く続きみたいな〜👀✨