人を信じないことは俺の”普通”。

けれど、周りは信じることが当たり前らしい。

やはり俺は普通じゃないようだ。

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「おはよー！」

「おはよ！」

「日向は今日も元気だね」

“元気”これがみんなの思っている”俺”らしい。

疑ったりはしないのか。

いや疑ったりするのは俺だけか。

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「日向は本当にバレーが好きなんだね！」

「そうか？」

「 好きじゃなかったらここまでしないと思う！」

「…ありがとう」

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こうやってまた一日が終わる。

いつになったら俺は…

生きることを諦めるのか。

はぁ…。

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―月日が流れ―夏。

「皆さん合宿です！」

「場所は!?」

「音駒高校です！」

合宿…研磨には気づいて…もらえるかな。

いや…気づかないで欲しい。

もう、誰にも迷惑をかけたくない。

「おーい？日向??」

「うわっ」

「もう帰るぞー！」

「うっす！」

…ぼーっとしてた。

怪しまれてないかな…しっかりしないと。

「……日向？」