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「はい。 華は養子なんです。華が家に来たときは出産できないとわかっていたので、出産は諦めていたのですが、この前医者に行ったとき子宮を交換してくれる方がいるということで、交換させていただいて…子どもができました。」
母親は自分の大きくなったお腹を撫でた。
あのお腹の大きさからして出産5ヶ月っていうところだ。
小さい子どもが母親のお腹をぱっと見て、お母さんのお腹大きくなったな。と感じるくらいの大きさだ。
「それが原因かもしれません。ちなみに華ちゃんは自分が養子っていうこと知っておられるんですか?」
「華には養子っていうことをずいぶん前から伝えてます。」
「わかりました。」僕は華ちゃんの方を見た。
「少し華ちゃんと二人で話させていただいても?」僕は母親の顔を見た。
「どうぞ。」
「華ちゃん、ちょっと僕と話そうか。」社長は華ちゃんの前まで来て目線を合わせるようにしゃがんだ。
華ちゃんは少し心配気に頷いた。
社長は私に微笑み、社長が書いたであろう資料を私に渡した。
ここで第一話は終わります。この物語はフィクションです。