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ガシャアン!!
清水「やっぱり美奈川さんが・・・・!」
上野「見にいくぞ!!」
急いでスタジオを出る。
津田「階段の扉は!?どうなった!?」
古川「閉まってる・・・くそッ!」
影山「美奈川さん!開けてよ!」
田所「おい!何してんだよ!開けろよ!」
上野「美奈川さぁぁぁぁん!!」
美奈川「・・・・ごめんなさい。」
扉の向こうから声が聞こえた。美奈川だ。
美奈川「私は、今残っているあなた達を殺す気はないの。」
「今まで殺した人達は、死ななきゃならなかったの・・・。」
古川「それは、どういう事ですか?」
美奈川「今までで死んだ、府柴風香・美濃部椿・門野花子・美波花奈・二宮春馬。」
「この5人は、私の恨みを買っている。」
上野「恨み・・・・?」
美奈川「いずれ話す時が来ます。」
津田「いずれって・・・てか、今すぐ外に出してくれ!」
美奈川「あと10分したら、外の扉のロックは外れるわ。」
「そしたら出れるから。待ってて。」
上野「ちょっと待て。犯人は君で良いのか?」
美奈川「・・・・・・さようなら。」
そして、美奈川の声は聞こえなくなった。
影山「あと10分・・・そしたら!」
田所「脱出できるのか!」
古川「やっとかぁ・・!」
上野「スタジオに戻って、待ちましょうか。」
そうして、スタジオに戻った。
上野「にしても、犯人は美奈川さんなのか?」
津田「あそこで逃げたのは確信犯だろ。」
影山「そうですよ。事件は解決です!」
上野「どうも引っかかるんだよなぁ・・・。」
古川「何が引っかかるんだ?」
上野「仮に美奈川さんが犯人なら、タリウムの注入方法が分かりません。」
津田「注入方法?」
上野「あの人、医者役でもないし、注射は出来ないだろうし・・・」
「あと、撮影終わりに見つけた府柴さんを殺せるのは・・・」
「僕と津田、そして古川だけなんです。多分。」
津田「は!?」
古川「俺たち!?」
田所「どういう事だ?」
上野「撮影後、僕らはコーヒーを買いに行った。そこで死んでいた。」
「お菓子を食べたあと・・・・。」
古川「そ、それがなんだ?」
上野「朝に集合したあとのあまり時間。そこで部屋を抜けたのは僕ら3人だけだ。」
「その間にタリウムを入れにいくことはできるわけだ。」
津田「じゃあ、おまえがやった可能性も・・・!」
上野「そう。でも、僕がやってない証拠があります。」
影山「証拠・・・?」
上野「僕は注射がトラウマだ。」
田所「トラウマ・・・!?」
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