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夏休み午前中は学校の友達とサッカーやスマホゲームをしたりして遊んだ。疲れきったあと、暗くなる前15時16時 に俺は秘密基地に行くのが日課になっていた。
「蓮〜宿題終わらないよ」明華莉は歪なテーブルに宿題を広げてやっていた。
「俺は初日で終わらた。」
「すごすぎっ」
「ここと、ここと、あと、ここもと、教えて。」
「いや、ほぼ全部じゃん」
明華莉は国語が得意だが、それ以外は全部苦手なようだ。特に算数。
むしろ俺は算数が好きだ。
「ここの、三角形は、合同だろ?こっちの角が、、、。」
教えてる時は真剣に聞いてくれるが、
「うん、よくわからない。」
の返答がほとんどで、一問解くのに、時間がかかる。でも、人に教えるのは、気持ちがいい。
あ、そういえば明日、みんな友達遊べないんだよな、、
「明日昼間から遊べるけど、遊ぶか?」
明華莉は満面っの笑みで、
「うん!」と返事をした。
「秘密基地涼しいけど、流石に昼間は暑いよな、図書館で明華理の宿題終わらすか、、、」
「昼間も慣れれば平気だけどね、涼しい方がいいか、」
、、、ん?まさか昼間もここにいるのか?流石に暑いだろと思ったが、深くきかなかった。
_次の日聞き慣れた蝉の音が響く中図書館の前で集合した。
「お待たせ!」
バサリと揺れるポニーテルと共に登場した。中に入ると、身体の細かな細胞に入りこんでくるような冷気を浴びた。
夏休みなので、子供が多かった、読書感想文の宿題だろう。幸いテーブルは空いていた。
「よし、じゃあ算数から終わせるか」
「先生お願いします!」
冷たい冷気の中だと、いつもよりはかどる気がした。—-2時間たったくらいだろうか、
「先生、休憩ください。。」
集中しすぎて時間を気にしてなった。
「あと、少しで算数終わるけど、休憩するか、」
「お水飲んでくる」
奥にある冷水機の方へ走っていった。喉乾いてたのか、気づいてやればよかったな。
ーーー「あれ?蓮じゃん」
ふと後ろを向くと幼稚園の時の友達の涼太が本を抱えてこちらへ向かってきた。
「おー久しぶりだな涼太!」
昔ながらの野球少年の出立は相変わらずだ。
「学校一緒だったら良かったのになぁ、蓮が引越ししたからな。」
涼太は西の学校だ。
「宿題の読書感想文だろ?ちゃんと本よめよ。ばれるぞ笑」
涼太は運動少年なので、勉強はからっきしだ。
「そうだよ、俺の学校まじで、読書感想文多いんだよ、嫌んなるよ。」
あれ?西の学校ってことは明華莉と一緒か、同じクラスだろうか、
「明華莉って同じ学年にいるだろ?おんなじクラス?たまたま同じマンションで勉強教えてるんだ。」
涼太は驚いて、
「西本明華莉か?」
「そうだけど、、、」
「クラスは違うけど、今はほとんど学校きてないよ。」
「え、、、」
「どうして?」
「あ、いやなんか母親が、、、」
言いかけたとこで、
「涼太ーそろそろ行くぞー」友達だろう。
「またLINEしてもいいか?」
「おう!またサッカーもやりたいし」そう言うと涼太は走り去って行った。
明華莉が学校に行ってない?そんなの聞いてない、なんだこのモヤモヤする気持ちは、、
、、、明華莉遅いな、