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熊野光一
さて、重し付きはあのぬいぐるみともう1つのゲーム機だけだ。
今日は無風。なら、角度と反射率を計算。この位置だな。
よーく狙って、ショット!
弾は景品に当たり、跳ね返った弾が更に別の景品へと当たる。
その繰り返しにより、ゲーム機以外を全て落とした。
そして、ゲーム機の後ろに弾が飛んだ。
「あ、ずれちゃってるよ」
「いや、大丈夫」
そこから、弾は屋台の骨組みに当たり、ゲーム機を後ろから押し出した。
「な、なん、だと。全て取られた・・」
「俺の勝ちだ、店主!」
「くそ、持ってけ泥棒」
「はっはっはっはっは、計算通り!」
うん、やっぱり射的は楽しいね。
「はい、クルミ。欲しいの全部あげるよ」
「ありがとう」
喜んでる。かわいい。
「さて、次はどこに向かおうか」
「今更だけど、浴衣が欲しいな。俺達ずっと私服だし」
ふむ、確かに俺達私服だな。
「浴衣か?ならこの近くで売ってるぞ」
そう言った店主に俺達は売っている場所を教えてもらった。
ここ、小さめの村のはずなのに色んなモノが揃い過ぎでは?
明らかにスペース足りてないだろ。
「お、ここか」
たどり着いた店には『ダイス』と看板に書かれていた。
店名だろうか?それと、扉にはサイコロが飾られている。
ーカランカラン
「いらっしゃいませ」
「浴衣ってあります?」
「こちらにありますよ」
そう言って、店員は俺達を案内してくれた。
〜つづく〜
あとがき
射的で跳弾を利用することってできるのか?
後、100面ダイスが欲しい。