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彼はレンジを分解するだけしたら諦めたらしく新しいのを買うよと笑った
私は彼にホイルと卵はくれぐれも入れないように電子レンジの仕組みを詳しく説明した
お説教が終わったらランチタイムだ
彼は私の料理を見ていつもながら目をキラキラした
「あんな短時間でこんなにすごい事が出来るなんて魔法だ!」
と言った
冷蔵庫に入っていた、白ワインを抜いて綺麗なグラスに注いでくれた
「大惨事を二人でくぐり抜けたことを祝って」
私はクスクス笑いながら彼とグラスを合わせた
「二人じゃないよ君がまた天使のように現れて僕を助けてくれたんだ」
そう言って彼はフォークで刺したツナをポポに与えていた
ポポはおいしそうにツナをペロペロ舐めていた
二人は楽しく会話をしながら、まるでずっと以前からこんな風に恋人同士だっかたのように楽しんだ
彼はお腹いっぱいになったのかリラックスして、素敵な水色の布張りの二人掛けのソファーに寝っ転がって赤ん坊を相手にするようにポポに話しかけている
ペットを甘やかす彼が愛おしくてたまらない
私はお皿を洗ってキッチンをかたずけて、彼の胸で丸くなっているポポを抱き寄せて言った
「それじゃ・・・・帰るね」
「もう?ここにいてよ・・」
彼は立ち上がってすぐ私の傍に来た、彼が私の瞳を覗き込んだ
ああ・・・・この人が大好き・・・
何が自分の目に浮かんでいるのか私自身はわからない
でも・・・手で頬にそっと触れ、これ以上ないほど優しくなでてもらうとなぜだか涙が溢れてきた