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〜注意事項〜

・この作品はwrwrd様の二次創作です。

・本人様とは関係ありません。

・検索避けに協力してください。

・この作品には、身体が不自由という表現が含まれます。苦手な方は見ないことを推奨します。

・主に医療系知識は皆無なので、調べつつ書く場面が少々ありますので、誤りがある場合があります。

・1部タヒネタが含まれます。

・この作品での「好き」は友情としてです。腐向けではありません。コメントには注意してください。

ワンクッション































─────────────

ガタガタ。

朝、洗濯物を干していると外が騒がしく感じた。

ベランダから外を見ると、トラックが沢山置かれていた。

そう言えば隣に何かが出来るとかなんとか。

shpは洗濯物をハンガーに通しながらトラックを見つめる。

なにやらオシャレな外見だ。

あれは看板だろうか。

建物の入口あたりに付けられた看板には、”ウツ ベーカリー”と書かれてある。

なんともダサi……いや、なんでもない。



トラックが道路を走り出した頃、同居している友人、ciが目を覚ました。

リビングの隣にある個室から、おはよー!と元気な挨拶が届く。

shpは畳んでいた洗濯物を放り出して、個室に向かう。

ciは寝癖をぴょんぴょんと跳ねさせながらこちらに手を振る。

床に落とされた布団をとって、膝にかけてやる。

それから、車椅子を取り出し、ciを移動させる。

ciは、足と呼吸器官が不自由な男だ。

といっても、呼吸器官はもう自分で呼吸を出来るほどには回復している。

足はまだ思い通りに動かないので、shpの手助けを得ながら過ごしていた。

shpが出会う前から車椅子生活なので、不便と感じたことは無い。

ただ、shpに迷惑をかけているんじゃないかと不安になる時は数え切れないほどある。


「ci、今日朝ご飯白飯でええか。」

「うん!!あ、目玉焼き忘れんでよ!」

「はいはい。」


ciをリビングのテーブルまで連れて行き、そこで止めてテレビをつけてやる。

ciはテーブルの片付けをサッとしながらテレビを見始めた。

それを横目で確認し、shpは卵を冷蔵庫から取り出す。



ピンポーン。

フライパンを用意していると、チャイムが鳴った。

shpは玄関へ向かう。

ciが気になるらしく、ちらちらとこちらを見ていたが連れ出すのはshpの腕も疲れる。

扉を開くと、細身の眼鏡男が袋を片手に立っていた。


「初めましてー。僕ですー。」

「…は??」

「ああっ、間違えた。utですー。隣に越してきた者ですー。」

「はあ、そっすか。では。」


と言って扉を閉めようとすると、男、utは慌ててそれを止めた。


「えっと、貴方のお名前は…??」

「…なんで知る必要が??」

「ぅえッ、だって、隣…ですやん。」

「はあ。」


utが困っていると、リビングからciが自分で車椅子を動かしてやって来た。

shpがciを隠すよりも先にciの元気な声が響く。


「こんにちわー!!!!!」

「ぇっ、うぇ、!?!?」

「お隣の人ですよねー!!僕ci!!こいつshp!」


ciの車椅子を押して部屋に戻す。

ciはshpの驚いた顔を見てケラケラと満足そうに笑った。

だが、次に苦しそうな咳が鳴る。


「ああ、もう…。ほんま阿呆!!」

「はふッ…、え、えへへっ!」

「…????足骨折でもしてるん?」


utが扉から顔を覗かせてciの車椅子を見た。

ciはshpの肩に掴まり、立ち上がろうとした。

よろっ、とふらつきその場に倒れそうになった。

shpはすぐさまciを抱き上げて車椅子に座らせる。

床に落ちた膝掛けを拾い、ciに掛けて車椅子を動かした。


「んへへ、小さい頃色々あって足自由に動かせんのよね!!」

「…僕の友人もそうやったわ。」

「そーなん??俺と仲良くなれそうやなあ。」

「…。あっ、忘れてたわ。これ、うちのパンですわ。是非食べてください。」


utは袋を差し出した。

shpはいらない、と言うがciが車椅子を動かして受け取った。

ciはニコニコとutに手を振って、扉が閉まるのを待つ。

shpはciの意気揚々さに呆れながら扉を閉める。

リビングに戻り、パンを取り出すといい香りが広がった。

こりゃまた、すごいパンだ。実力は確かのようだ。


















─────────────

書類をまとめて、サインをしたあと腕を伸ばす。

バキバキ、と音がしたあと長いため息が漏れた。

窓の外はオレンジ色だ。もうこんな時間。

夜ご飯を買いに行かねば。

shpが仕事部屋から出ると、ciがベランダへ出ていた。


「おッ、おまえッ!!!」

「んあ?」

「危ないやろっ、!!!!!」

「大丈夫やで〜、ほらっ」


ciが指差す方を見ると、utが立っており笑顔で手を振っていた。

ciも振り返す。

shpはぺこ、とお辞儀をしてciの車椅子を動かした。

部屋に入り、ciに膝掛けをかける。


「体調悪なってもしらんぞ。」

「大丈夫大丈夫!!最近調子ええねんからさ!」

「…はあ。俺買い物行ってくるわ。」


shpは買い物袋をバックに入れて、コートを着る。

ciが車椅子をガタガタを動かして、shpに着いていこうとした。

玄関までやってくると、杖を取り立ち上がった。

足に力を入れるんだ。

落ち着いて、足に集中して。


「なにしてんの。」


shpに抱き上げられて、車椅子に戻される。

ぷー、と頬を膨らませていると頭を乱暴に撫でられた。


「まあ、ずっと部屋の中は息苦しいわな。」


shpはciの車椅子を押して、玄関を通る。

まさか連れて行ってくれるとは思っていなかったらしく、ciはキラキラと目を輝かせた。

エレベーターを使い、1回まで行きようやく外へ出る。

地面に足を伸ばす。

久しぶりの外だ。


「商店街行くん?」

「うん。いつもんとこ。」


ciを連れていく時は、1番家に近い商店街を使っている。

本当は車で少し遠くのマーケットまで行っているのだが。

ciに気を遣わせないためにも、それは内緒だ。


「あ!utさーん!!!!!!!」

「げっ…。」

「げってなんやねん!!!!よー!shpとci!!!」


utがこちらに駆け寄ってくる。

ciの手を握ると、嬉しそうに微笑んだ。


「気をつけぇよ。外は楽しいもんやけど。」

「shpがおるからへーき!!!」

「…ほおか。ならええな。あっ、帰り少し寄ってってや。パンあげる。」

「…。」

「あははっ!!なんやその顔!!!安心せぇよ。無料でやるから!!隣に住んでるやつだけやで?」


店から、utを呼ぶ声が聞こえてutは慌てて走っていった。

ciはパン楽しみやね!と嬉しそうにshpを見上げる。



















2000文字しか書いてないです😭😭

けど投稿するものが何も無いので短いですが、これで許してください🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

新しい連載ですね

やばいね4つくらい連載ある

ちゃんとどれもちょくちょく書いてるからね

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