家屋に帰ってきてから、朋菜は買ってきた物を鞄に入れた。
その時、いきなり誰かが家に入ってきた。松前でも、友樹でもない。
「松前…じゃない!誰!?」
恐らく外国人…?
「_____________________________________」
英語は少ししか分からない朋菜は恐怖でいっぱいになった。松前と友樹は家にいない。その外国人は朋菜を連行し、幕府の前まで連れて来られた。
@幕府
「_____________________________________」
その外国人は朋菜を人質として輸出しようとしているようだ。
何とか逃げようともがいたその時。
「朋菜!」友樹の声がした。
「_____________________________________」外国人は朋菜を手放し、逃げて行った。
松前も駆けつけてきた。
「朋菜様!ご無事ですか!?」
「大丈夫…」
すると松前と友樹は朋菜を思い切り抱きしめた。
松前が突然口を開く。
「どうやら朋菜様を攫おうとした外国人は、生麦事件で殺されたイギリス人の遺族のようですね」
「そうなの?ていうことは、私を使って恨みを晴らそうとしてたって事…?」
「恐らくは。またいつ襲ってくるか分かりません。今日は早く帰りましょう」
「そうね」
朋菜は友樹と松前に挟まれながら、家まで戻った。
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