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「これが……?ここのプラグかな…?」
僕は今、パソコンに繋げることに苦労していた。初めてのことすぎてよく分かっていない。
説明書見てやってはいるけど少し不安だ。
「……ここにプラグ刺して、完成」
完成した。長かった。
ホログラム化が出来る機械のスイッチを入れる。
『プログラム、起動』
そこから設定して使えるようになった。
『マスター、初めまして』
喋ったことに驚いた。どうやら僕みたいにバーチャルシンガーを買って起動させた人はマスターと呼ばれるらしい。
「KAITO?」
『マスター、初めまして。』
KAITOに色々教えたくて言葉を譜面にしてく。
《ありがとう》
『ありがとう』
譜面通りに話す。KAITOはこの言葉の意味を知らないようだ。
『マスター、ありがとうってなに?』
「ありがとうって感謝の言葉だよ。」
『感謝……言葉を教えてくれてありがとうマスター』
その調子で言葉を覚えさせる。
《ごめん》、《おはよう》、《おやすみ》、《好き》
色々教えたし、色々歌わせた。
『マスターの曲、好きです。』
「!……ありがとう」
そうして何年も経った。