テラーノベル
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メモです。
え?…だからメモだって。
ぱっと頭に思いついたものをガーっと書くだけ。
だから、メモ。挨拶とかも特にしないからー
人生はよく道に例えられる。道には分岐がある。何度も何度も、
行き止まりはない。ただ分岐があるだけ。
一度、
戻りたいってなったとき、後ろを振り返ると道は崩れている。
しかもそれは、
止まることを知らず、
ゆっくり崩れることを知らず、
ただ、崩れていくだけ。無慈悲に、無機質に。
最初は楽な選択肢同士の分岐が段々苦しくて、辛い分岐ばっかになる。
戻ることは許されない。
自分で選ばなきゃいけない。
どちらの地獄がいいか。
選ぶ、失望する、選ぶ、また失敗。
選ぶ、少しいい、選ぶ、どん底、選ぶ、良かった。
ずっとずっと繰り返して、選んで選んで、崩れに飲み込まれないようにしている人を見ているとき、
ふと、思うのだ。
自分だったら、自分だったらって、
もし、自分の分岐の行く末が全て地獄なのだとしたら、
いっそのこと、
崩れに飲み込まれてしまおうと、
選べなくて、分岐の前でずっと悩んでるフリをして、崩れに飲まれてしまおうと、
自分だったら、そう考えてしまうのだ。
例え、奈落の地獄へ逝くだけだとしても、
嗚呼、
あっちの地獄よりずっと心地いいと、
思うのだ。
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