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「次体育かあ〜」
「隣のクラスと合同だって」
「マジで!?よっしゃ山田ボコボコにしてやる」
体育は嫌いだ。バスケは好きだけど…。チーム分けの瞬間が、本当に嫌。
「三宮、お前痩せすぎじゃね?w」
「あー俺、着痩せするタイプだからさーw」
「遥くんいいなー!うちも痩せたい!」
「てかバスケ同じチームになろうぜ」
「あーいいよ」
元バスケ部だったから、そのつながりで友達は多い。でも、こいつらといたって…。
「あ、神山!一緒にチーム組もうぜ!」
かみ、やま?
あ、そっか隣のクラスと合同……。
昨日、あんなことがあった以上、神山とは話したくなかった。
「三宮。」
その声が嫌だ。というより、飲み込まれそうで、恐ろしい。潮臭さのない彼が怖い。
海が魚を食べ尽くそうとしてるみたいだ。
「三宮、一緒に行こう。」
おれは………。
俺はそこで、倒れたらしかった。