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『8月の思い出』
︎︎
︎︎
彼女と別れた。
いつくらいかな、。
、そう。あの、蒸し暑くて、セミの声がまだうるさいころ。
去年の、8月、だっけ、？笑
︎︎
ﾐｰﾝﾐﾝﾐﾝﾐﾝﾐﾝﾐｰﾝ（セミ）
青）あっ！見てー桃くん！、ぁ
桃）ｶﾀｶﾀｶﾀ
︎︎
その日は、
いつものように。
いつもの場所で。
いつもの空気で。
いつもの仕事をしていた。
青の話が聞こえなくなるほど集中していた。
あ、まあ、これは、この日だけじゃなかったけど。
︎︎
青）旅行とか、行きたいなぁ（ﾎﾞｿｯ
ｼｭｰｯ（マーカー）
桃）ｶﾀｶﾀｶﾀ
青）ｯ…
︎︎
青）ねぇ、…桃くん。
桃）…ｶﾀｶﾀｶﾀ
青）僕たち、さぁ、…別れようか。
桃）、。そう、…だな。
︎︎
俺はこの時、彼女に完全に冷められたと
確信して、考えることなく…、。
︎︎
（2024年7月2日）
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
桃）…ん、んーｯ
ﾋﾟﾀｯ（止）
︎︎
ﾊﾟﾁｯ（覚）
︎︎
開いた携帯のロック画面は、
まだあの頃のまま。
そうだよ、
俺の気持ちも、まだ変われていない。
︎︎
桃）青にっ、…青にっ、会いたい、な。
︎︎
どうして、
どうしてあの時、
あのまま別れた？
青からの言葉で終わりだと確信したから？
話し合うのが怖かったから？
こんな結末だと、最初から、
思ってたから、？
︎︎
桃）ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｯﾍﾟｯ
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
おかしい。
︎︎
︎︎
桃）ﾇｷﾞﾇｷﾞｯｽﾙｽﾙｶﾁｬｯ（服着）
︎︎
︎︎
︎︎
おかしい。
︎︎
︎︎
桃）行ってきます…、
猫）ﾆｬｰ!
︎︎
︎︎
おかしい。おかしい、おかしい。
︎︎
︎︎
おかし…
︎︎
︎︎
ﾄｽｯ（💥）
桃）ぁっ、ご、ごめんなさい！
青）桃くん、？
︎︎
聞き覚えのある、声？
頭を恐る恐る上げると、そこには、
あの日。あの日、別れた君がいた。
︎︎
青）ひ、久しぶり、。痩せたね、ｸｽｯ
︎︎
その笑い方。俺がずっと求めてた。
︎︎
桃）…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
︎︎
青）ちょ、ちょっと！そんなにやだった？
︎︎
そんなはずないだろ。
︎︎
赤）たやぁ！あぅぅっ！
︎︎
近くで聞こえる、赤ん坊の声。
︎︎
青）こらこら、恋都ちゃん、いい子いい子でしょ？よしよーしっ
︎︎
信じたくない…。でも、その赤ん坊は、
きっと、きっと、。青の子だ。
︎︎
桃）ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛうぅっ、。
︎︎
もしこの子が、青と、俺との子なら。
どれだけ幸せだったのだろう。
そんなことを考えているうちに、
青が、口を開いた。
︎︎
青）あらあら、恋都ちゃんは、パパに似たのかなぁ？、…やっと会えたねぇ、パパ…！
桃)ｯ、え？…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青）もう一回言わなきゃわからない？
ずっと待ってたんだけど、？
パパ。
︎︎
1回目の時より、
2回目は、強く、大きな声で、
俺の顔を見てはっきり、
言った。
︎︎
桃）この子、、俺と、、青の、子？ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青）そうだよ、…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
︎︎
ｷﾞｭｯ
︎︎
青）わっ、/
桃）ごめんなさぁぁいっ、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ごめんなさぁぁいっ、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
許してくらさぁいっ、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青）ちょ、ちょっと、！みんな、
みんな見てるから！//
桃）青゛、っ、はぁふぅ、はぁふぅっ！
青）ドキドキ
︎︎
『世界で一番、大好きだ！』
︎︎
･━━━ ℯ𝓃𝒹 ━━━･
意・味・不・明・⭐︎
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