テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
レッドとブルー、そして銀さんは、誘拐事件について調べていた。
どうやら、何人もの人が誘拐にあっているようで、街の衛兵も手を焼いているらしい。
レッドとブルーは盗賊としてのスキルを駆使しつつ探し、銀さんも人に聞いたりなどをしていた。
✵✵✵✵✵
そして、また衛兵達に情報を聞きいこうとすると、ザワザワと騒がしかった。
「・・・ん?どうしたんだ?」
と、その人が騒がしい所へと向かった。そこでは、泣きながら抱きしめ合う家族などの姿が。レッドとブルーが首を傾げると、聞きに行った銀さんが帰ってきた。
「どうやら、行方不明になってた人達が戻ってきたらしいぞ」
「・・・てことは、すまない先生も?」
と、3人は探すが、すまない先生の姿は見当たらない。
「兄貴!銀さん!いたか!?」
「いない!ったく!どこ行ったんだよ・・・」
すると、
「・・・もしかして、銀髪の青年を探してるのか?」
ふと、声をかけられた。そこには1人の少年が立っていた。恐らく、ブルーとレッドより年下であろう彼はそう声を掛ける。
「・・・お前、そいつを知ってるのか!?」
「あぁ、俺たちを逃がすためにアジトに残ってる。頼む!あいつを助けてくれ!あいつ、ひとりであそこに残ったんだ!」
レッドとブルーと銀さんは、その少年。バナナに連れられ、アジトへと足を運ぶ。
✵✵✵✵✵
アジトの中は大変酷かった。アジトに残っていたであろう輩は全員倒されていた。だが、命までは取ってない様子。全員気を失っていた。
「・・・これを、すまない先生が?」
「すまない先生、戦えたか?」
と、ブルーとレッドがそう零すと、
「あの人は、すまない先生って言うんですね」
「名前知らなかったのか?」
「えぇ、知りませんでした」
と、話しつつ、レッド達は先へ進む。
✵✵✵✵✵
そして、1番奥の1番分厚いドアの前に立つ。そして、ドアを開けた。
そこには、
──恐らくボスと思われる輩が倒れているのと、血まみれの手で必死に傷口を抑えている子供。
その抑えられている人影は、レッド達の見覚えのある。
「・・・すまない、先生・・・?」
すまない先生の背中から零れる血が赤い絨毯を更に赤く染めていた。
コメント
2件
いやぁ…すまない先生はほんと強いわ!死なないのは分かるよ?でも不安なんやけど!もう死んでしまうとかないよね!?