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リト「ただいま〜」
トルクとの買い物帰り。玄関を開けるとフワッと優しい甘い香りがする。
リビングへ向かうと台所でラトが何か作業をしていた。
リト「ラト、何作ってるの?」
ラト「あ、リトにトルク!ちょっと作ってみたいのがあってさ〜。今作ってんの」
クイッとトルクは俺の服の裾を軽く引いて、卵を渡してきた。
ラト「…もしかして、買いに行ってくれてたのか…?」
トルクは少しうなずく。リトが買い物袋を持っている。中には牛乳、醤油、食器用洗剤。あと、砂糖。
ラト「ちょうど砂糖欲しかったんだ」
リト「そっか。それは良かった。でも、昼ごはん作らないと…」
俺は念の為時計を見る。十一時半。今の自分の状態は…あと焼くだけ。まだ余裕はある。
ラト「ついでだし作ろうか」
リト「手伝うよ」
ラト「いや、ここは俺に任せて!」
…さて、腕によりをかけて作ろうじゃないか。
昼ごはん。今回はラトが全部作ってくれた。さすが家庭科男子。ちゃんとおいしい。
トルク(…買い物、一緒に行った甲斐があった)
ラト「みんな!食後のデザートできたぞ!」
俺は新作の手作りのお菓子をテーブルの真ん中にドンッと置く。みんなの目がキラキラと輝く。
ラト「いももちだ!食べてみてくれ」
リト「…おいしい!」
ラト「!…それは良かった」
リトと一緒に買い物に行ってくれたトルクは、リトの隣で静かに。でもちゃんと食べてくれている。おいしくできたみたいで良かった。
ふと隣を見ると、モルがいももちをさらに何個も先に取られないように取っていた。他の皆もたくさん食べるが、流石に取りすぎだと軽く伝えておく。
ラト(これだから、お菓子作りは辞められないな)
みんなの柔らかな笑顔を見て、軽く笑みがこぼれた