コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日はめめの誕生日。日付が変わってから、めめのスマホは通知が鳴り止まない。
💚「すごいね」
🖤「ありがたいけど、俺寝てたらどうすんだろ」
めめは笑う。
ちょうど午前0時に『おめでとう』のキスをして、さて寝ようかというタイミングでこれだ。
💚「ちょっとでも返事返したら?」
🖤「そうする」
めめはメッセージを遡って返信をし始めた。
その背中に張り付いているとメッセージの内容もちらほら目に入るが、どれも平和だ。
めめがたくさんの人に愛されているのがわかるし、返事を打つめめからも嬉しい気持ちがあふれ出ている。
待っているけど、何しろ量が多い。
画面をぼんやり見ているだけの俺はだんだん眠くなってきて、気付いたらめめの肩に顎を乗せて寝ていたらしい。
ずり落ちて、びっくりして目が覚めた。
🖤「ごめんね、寝ようか」
急に阿部ちゃんが降ってきた、とめめはイタズラっぽく笑って、それから一緒に横になって俺のおでこと瞼にキスを落とした。
🖤「お祝い楽しみ。今日頑張ってくるね」
💚「うん、俺も楽しみ。でも無理しないでね」
今日はお互い仕事だけど明日はオフなので、夜は都会を離れて星が綺麗な温泉旅館にめめをエスコートする。
この季節の星座や、空が澄む気候、過去の天気を入念に調べて、この日できるだけ星が綺麗で、かつ観光地でない場所を探し出した。
今日は現地の天気もバッチリ晴れ。
めめには夜2人でお祝いしようねとだけ言ってあるけど、早く反応が見たくてワクワクしている。