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まきぴよ
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ピンクのスリル、黒の服従
ライブの打ち上げが終わり、メンバーが三々五々とタクシーに乗り込む中、佐久間大介は目黒蓮の手首を掴んで離さなかった。
「めめ、今日は俺の家。決定ね」
断る隙を与えない、低く圧のある声。
いつも通りの笑顔なのに、瞳の奥だけが笑っていない。
目黒はその迫力に気圧され、こくりと頷くことしかできなかった。
佐久間のマンションに入り、ドアが閉まった瞬間に世界が一変した。
「……っ、さっくん、急に……!」
ドサッ、と荒っぽくソファに押し倒される。
佐久間の小柄な体からは想像もできないほどの力が、目黒の両手首を頭の上で固定した。
「ねぇ、めめ。今日のMC中、ずっとふっかの方見て笑ってたでしょ」
「それは、話の流れで……」
「言い訳いらない。俺、ずっとイライラしてたんだわ。めめのその可愛い顔、俺以外の奴に見せんの」
佐久間のピンク色の髪が視界を覆い、獣のような鋭い視線が目黒を射抜く。
「お仕置き、必要だよね?」
「あ……っ、んんっ! 」
強引に唇を奪われる。
佐久間のキスは、空気を求める隙すら与えないほど執拗で、深い。
舌が口内を隅々まで侵略し、目黒の理性をズタズタに引き裂いていく。
目黒は大きな体を震わせ、逃げようともがくが、佐久間は膝を使って目黒の動きを完全に封じ込めた。
「あ、はぁ……っ! さっくん、苦し……やめっ…… 」
「やめない。もっと酷いことしてあげる」
佐久間は目黒のシャツを力任せに引きちぎるように脱がせると、露出した胸元に鋭い歯を立てた。
「痛っ……あ、ぁあッ!」
「……いい声。もっと鳴いてよ、蓮。俺の名前、壊れるまで呼んで」
佐久間の指が、目黒の最も敏感な場所に迷いなく触れる。
「あ、ぁ……ひ、ぎゅ……っ! さく、まくん……だい、すけ……っ!」
「そう、上手だね。蓮は俺に可愛がられてる時が一番綺麗だよ」
佐久間の愛撫は、優しさなど微塵も感じられないほど激しく、情動的だった 。
目黒の大きな体が弓なりに跳ね、涙で濡れた瞳が虚空を彷徨う。
普段の「切り込み隊長」としての明るさは消え失せ、目の前にいるのは、愛する男を己の支配下に置くことに悦びを感じる、狂気を孕んだ「攻め」の男だった。
「ねぇ、見て。めめのここ、こんなに熱くなって……俺のこと、待ってたんでしょ?」
「……ちが、ぁ……っ、んあぁっ!!」
佐久間が最奥を突き上げると、目黒は声を枯らしてのけぞった。
視界が白く染まり、快楽の波が何度も押し寄せる。
目黒はもう、自分が誰で、どこにいるのかも分からなくなるほど、佐久間の与える過激な熱に溺れていった。
「蓮……お前、最高だよ。もう誰にも、一歩も外に出したくない……」
深夜のリビング。月明かりに照らされた二人の影は、激しく、そして無様に絡み合い続けた。佐久間の独占欲は留まることを知らず、目黒が意識を失いかけてもなお、その熱い楔を打ち込み続けた。
「……大好きだよ、蓮。俺だけの、お人形さん」
夜が明ける頃、目黒の全身には、佐久間が刻んだ無数の「所有印」が、赤黒く浮き上がっていた。