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み!
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のんの
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きっと気づいていないでしょ
そのふとした優しさも忘れようと
頑張ってるんだよ
だから構わないで
あの子だけ幸せにしてあげて
ああ。今日は空がやけに遠くみえる。
波の音も離れて聞こえた……
ー学校ー
佐)「なぁ?仁人?」
吉)「………。」
佐)…?仁人…
吉)「……?」「あ。ごめん!」
「笑もしかして、ずっと呼んでた?」
佐)「んーずっとでは無いけどさ!」
「最近……さ」
そうだよな。俺のことずっと呼んでるわけないか
わかっているけど痛い。
佐)「〜〜だから…」
勇斗の口はずっと動いているのに、音だけがきこえない。
吉)「それで、なんで呼んでたの?」
佐)「っ!。ふーぅ……」
「あーなんで呼んだか?それはさ、」
…?勇斗の瞳が沈んでる。泣きそうだな…
俺のせい…だよな
佐)「仁人。本当に無理すんなよ。」
「 俺、仁人がいなくなったら嫌だからね。」
「かなしいよ……?」
吉)「……別に。大丈夫だから。無理なんて…」
いいわけだ。「大丈夫」そんなわけない。
でも、勇斗はなんで…
佐)「大丈夫じゃねーだろ?ほーら。まぁ、座れって」
〜自分の席を譲る〜
……きっと、気づいていないんだろうな。
その、ふとした優しさも。
『じーんと!おはよー!!』
『仁人が行きたいとこいこーぜ』
『またな仁人。』
『……なあ仁人。
ちょっとは、自分も大切にしろよ。』
……っ。忘れようとしてるのに、何回も思い出してしまう。
勇斗の姿が。声が。頭の中で何度も繰り返される。
吉)「…ありがとう。勇斗でも……」
佐)「っ!!うん!!!よかっt」
吉)「…………もういいよ。」
佐)「は?」
一瞬、会話が凍る
吉)「そんな気使わなくていいから。」
「 1人で大丈夫だから。」
勇斗とはいつも通りがいい。
佐)「は?」
佐)「……なんだよ、それ」
吉)「…せっかく、気を遣ってくれてたのにごめんね。」
佐)「………は?そんなことはどうでもっ!!」
「おいちょ!!仁人!じんとっ!!」
「まって。ねぇ!!!!」
おそらく、勇斗はなにか言っていた。
でも、俺の耳には届かなかった。
…勇斗のこと怒らせたかな?
でも…いいんだよ。たぶんあれで。
勇斗と話していると、
勇斗といると、
幸せになってしまいそうで。
そんな勇斗の優しさも、居心地のよさも。
全部全部。忘れようと
頑張ってるんだよ、俺なりに。
だから――
もう、構わないで。
お願いだから。
——俺じゃなくていいから…
吉)「……あの子だけ、幸せにしてあげて。」
コメント
1件
ああ、このエピソードめっちゃ刺さった……。「俺じゃなくていいから、あの子だけ幸せにしてあげて」のところ、グッときたよ。仁人の自己犠牲的な優しさと、勇斗の「いなくなったら嫌」っていう必死さの温度差が切なくて。仁人が「勇斗といると幸せになってしまいそう」って言うのがもう、本人が気づいてないとこ含めて切実だわ。勇斗視点も読んでみたくなった!